IoTにフォーカスした深層学習技術をビジネス活用。交通システム、製造業、バイオヘルスケアなど幅広く事業展開
株式会社プリファードネットワークス
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会社概要・事業内容
会社概要
IoTにフォーカスした深層学習技術のビジネス活用を目的に、2014年3月に創業。デバイスが生み出す膨大なデータを、ネットワークのエッジで分散協調的に処理する「エッジヘビーコンピューティング」を提唱し、交通システム、製造業、バイオヘルスケアの3つの重点事業領域を中心に、様々な分野でイノベーションの実現を目指す。
オープンソースの深層学習フレームワーク「Chainer™(チェイナー)」の開発提供をはじめ、トヨタ自動車株式会社、ファナック株式会社、国立がん研究センターなどの世界をリードする組織と協業し、先進的な取り組みを推進している。
大学のクラスメートだった西川氏と岡野原氏が大学院在学中の2006年に、プログラミングコンテスト(ACM/ICPC)世界大会に出場した東大・京大の仲間等 6 人で株式会社 Preferred Infrastructure を創業。情報検索、自然言語処理、機械学習、分散システムなどの技術を用いたソフトウェア開発を行う。IoT の発展にともない、大規模かつ多種多様なデータを処理する技術として注目される深層学習への取り組みを加速させるため、2014 年に株式会社 Preferred Networks を設立。深層学習技術のビジネス活用を目指す。
3つの重点事業領域
交通システム
自動運転およびコネクテッドカーに関する技術の研究開発。2014年10月からトヨタ自動車と共同研究を行う。
製造業
ロボティクスや工作機械への応用。物体認識・制御・異常検知・最適化技術の研究開発。2015年6月からファナックと、2017年12月からは日立製作所と共同研究を行う。
バイオヘルスケア
医用画像の解析、血液によるガンの早期診断技術の研究開発。2017年12月から国立がん研究センター等と共同研究を行う。
経営者プロフィール
創業者/代表取締役社長 最高経営責任者 西川徹
IPA未踏ソフトウェア創造事業「抽象度の高いハードウェア記述言語」、第30回ACM国際大学対抗プログラミングコンテスト世界大会19位。
1982年 11月19日生まれ
2005年 IPA未踏ソフトウェア創造事業、1テーマ採択
2006年 第30回ACM/ICPC世界大会19位
2006年 Preferred Infrastructureを創業
2007年 東京大学大学院情報理工学系研究科修士課程修了
2013年 情報処理学会ソフトウェアジャパンアワード受賞
2014年3月 Preferred Networksを設立、代表取締役社長に就任、現職
創業者/代表取締役副社長 岡野原大輔
未踏ソフトウェア創造事業「単語抽出法による次世代データ圧縮法の開発」「汎用的データにおける確率的言語モデルの抽出及びその利用」「文脈を利用した文書分類」 未踏ソフト創造事業 スーパークリエータ認定 2005年度, 第1回, 第2回NLP若手の会シンポジウム(YANS) 最優秀発表賞、言語処理年次大会2009年度、2010年度 優秀発表賞, 東京大学総長賞。
1982年 4月13日生まれ
2005年 未踏ソフトウェア創造事業スーパークリエータ認定
2006年 Preferred Infrastructureを創業
2006/2007年 NLP若手の会シンポジウム(YANS)最優秀発表賞
2007年 東京大学総長賞
2009/2010年 言語処理学会優秀発表賞
2010年 東京大学大学院情報理工学系研究科博士課程修了
2014年3月 Preferred Networksを設立、取締役副社長に就任
2018年5月 代表取締役副社長に就任、現職
(同社Webサイトを基に当社編集)