医療相談からオンライン診療まで、予防･治療を補完する疾患管理システム｢YaDoc｣。2000以上の医療機関が導入

会社概要

オンライン診療システム「YaDoc（ヤードック）」を開発しているメディカルスタートアップ。「YaDoc」の医療機関への全国普及、および企業の健康経営に対して寄与すべく取り組みを推進している。

2009年10月に創業し、医療法人社団鉄祐会（鉄祐会）を中心としたTetsuyu Groupとして、健康先進国・日本の実現に向けた新しい医療システムの創造を目指して活動してきた。2011年の東日本大震災後には鉄祐会とともに、最大被災地である宮城県石巻市にて診療所を開設し、石巻市 医師会等との協働にて在宅医療・介護の地域ネットワークを構築するなど、東北地方の地域医療復興と発展に尽力。この地域医療復興の過程で実感した、医療提供における物理的・時間的な制約や、患者個人の生活と治療に及ぼす影響への問題意識は、現在当社が開発・提供している、かかりつけ機能を強化する診療支援システム「YaDoc」の着想に繋がっている。

2015年12月以降は、医療の質を向上、効率化させるための疾患管理システム「YaDoc」のプロダクト開発、そして、さらに医療への貢献を高めるべく、新事業開発を推進。

2018年には、7.5億の資金調達、電子カルテメーカー12社との連携（市場シェア約9割）、福岡市でのオンライン服薬指導への協力、及び、サントリーの健康経営施策におけるYaDocの採用、さらには、三重県の「課題解決型 ICT 活用遠隔受診勧奨等事業」へのYaDocの提供など、事業を推進。

2019年には、オンライン診療の普及促進にむけた総務省実証事業に参画。
また、国内最大手のケーブルテレビ事業・番組供給事業統括運営会社の株式会社ジュピターテレコムと連携し、テレビを活用したオンライン診療の実証実験を開始。

「YaDoc」は、その有用性の高さから多くの医師より期待されており、全国2,000以上の医療機関で導入されている（2019年9月時点）。

事業内容

• テクノロジーを活用した疾患管理システムの提供

提供サービス

オンライン疾患管理システム「YaDoc (ヤードック）」
全国の医療機関2,000施設が導入、医療相談からオンライン診療まで、予防・治療の補完システムとして利用。
＜モニタリング＞
利用者は目的に合わせて必要な項目を自分で管理して記録。医師・医療者は患者の状態変化を捉えることが可能。
＜オンライン問診＞
目的ごとに設定される定型項目に沿って、医師・医療者は利用者から事前に状態や疑問点などを漏れなく把握することが可能。
＜オンライン診察/医療相談＞
予約時刻を目安に医師・医療者から発信。利用者のその時の状況に合わせて、表情や状態を見て指導を受けることができる。

＜ソリューション＞

• 医療機関向け
  医療従事者と患者とのコミュニケーションを支えるソリューションの提供により、かかりつけを強化する。
• 製薬向け
  疾患別に最適化されたソリューションにより症状を見える化し、患者にとって最適な医療の選択と提供を支援する。
• 企業向け
  社員の疾病リスクを早期に発見し、適切な受診行動につなげることで、社員が健康で働き続けられるようサポートする。

代表取締役社長　園田愛
医療経営コンサルティングに従事後、株式会社リクルート事業開発室にてヘルスケア関連事業に携わり、2009年株式会社インテグリティ・ヘルスケア設立。同時に医療法人社団鉄祐会の設立に参画。2011年より東日本大震災の大規模復興事業を現地統括。2015年よりヘルステック事業を開始、現在に至る。
東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科修了。MBA。MMA(Master of Medical Administration)。

代表取締役会長　武藤真祐
東大病院、三井記念病院にて循環器内科に従事後、宮内庁で侍医を務める。その後マッキンゼー・アンド・カンパニーを経て、2010年医療法人社団鉄祐会を設立。2015年シンガポールでTetsuyu Healthcare Holdings Pte, Ltd. を設立。東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科臨床教授。日本医療政策機構理事。一般財団法人アジア・パシフィック・イニシアティブ理事。一般社団法人Medical Excellence JAPAN インバウンド委員会 委員長。
東京大学医学部卒業(MD)。 東京大学大学院医学系研究科博士課程修了(Ph.D.)。INSEAD Executive MBA。Johns Hopkins MPH。

（同社Webサイトおよび同社Wantedly掲載情報を基に当社編集）