大量のデータをリアルタイムで収集統合。クラウド型データマネージメントサービス「Arm Treasure Data eCDP」
トレジャーデータ株式会社
画像取得先: https://www.treasuredata.co.jp/
会社概要・事業内容
会社概要
2011年12月、米国シリコンバレーに設立された米国トレジャーデータ社は、米国レッドハット社や三井ベンチャーズで経験を積んだ芳川裕誠と、国産検索エンジンベンダーの「プリファードインフラストラクチャー」の前CTOであり、日本のHadoopコミュニティの中心的なメンバーである太田一樹、そして、分散インフラ技術「MessagePack(メッセージパック)」やログコレクター「fluentd(フルーエントディー)」を開発した古橋貞之の3名がシリコンバレーで起業したベンチャー企業。
設立以来企業が扱う大量のデータを、リアルタイムで収集、統合するための仕組みである「データマネージメントソリューション」を提供している。大容量の購買取引データやWeb閲覧データ、各種のアプリケーションやモバイル端末のログデータ等、様々な非構造化データに対応しており、収集保管分析および他のマーケティングツールやサービスに連携し、簡単に「カスタマーデータプラットフォーム(CDP)」を構築することが可能。さらに、センサーデータやマシンデータ等、IoT分野におけるビッグデータへの対応も強化している。
日本では、2012年11月に国内の事業開発および技術開発の拠点としてトレジャーデータ株式会社を設立、また、2015年1月にソウル支社を開設、アジア太平洋市場における本格的な事業展開を開始している。
2018年8月、英Arm社が、同社を買収。
事業内容
- データマネージメント事業
提供サービス
「Arm Treasure Data eCDP」
オンライン広告配信やマーケティング、CRM(顧客管理システム)などの領域において、顧客一人ひとりのデジタル上の行動ログデータや属性データなどのカスタマーデータを統合することで、パーソナライズを軸とした顧客ロイヤリティの向上やデジタルによるビジネス変革を可能とするプラットフォーム。
データの収集分析連携を目的としたクラウド型データマネージメントサービス。ウェブ、モバイルアプリケーション、センサーの多構造化非構造化データなど、様々なソースからのデータ収集、分析、連携を簡単に行えるのが特徴。
多種大量データを即時に収集、分析し、外部システムへ容易に連携可能なクラウド基盤を提供。これにより、複雑/面倒なデータ基盤を最新に保ちながら抽象化を図り、顧客は価値源泉であるデータ解析とそれを基にした施策自体にフォーカス出来る。セキュア、かつビジネスに即座に活用可能。
「Arm Treasure Data」はスマートウォッチから自動車まで様々な製品のエンドツーエンドのIoTソリューションとして活用されている。ネットにつながるあらゆる機器や機械からIoTデータを柔軟かつ安全に取り込み、多様なデータソースから抽出したデータと関連づけることが可能。IoTデータはサイロ型のシステムにしまい込んでは意味をなさない。このデータを単一の「Arm Treasure Data eCDP」に統合する能力があってこそ最大限に活用できるである。
経営者プロフィール
代表取締役 内海弦
Founder/CTO 太田 一樹
(同社Webサイトおよび同社PR TIMES掲載情報を基に当社編集)