AI、特に深層学習を用いて、データ分析予測最適化ソリューション、画像IoTセンサー識別ソリューションを提供
株式会社アラヤ
画像取得先: http://www.araya.org/
会社概要・事業内容
会社概要
「情報を価値に変え、社会に貢献する。そのために、新しい技術を探求し続ける。」
深層学習を用いた画像認識技術などの産業応用、ネットワークの圧縮技術によるエッジAIの開発、自律エージェントのアルゴリズム開発とドローン等への応用に取り組み、基礎技術の開発から実ビジネスまでをつなぐ事業を行うスタートアップ。
神経科学・統計学・機械学習・画像認識・情報科学を駆使し、様々な産業分野の課題を解決する新しいテクノロジーを創出し、また次の世代の人工知能を創造することを目指す。
当社は2013年、MRI等の脳画像解析を専門とする会社としてスタートした。
代表の金井良太氏は、脳神経科学、特に脳構造画像解析の分野で世界をリードする研究者である。ライフワークとして「意識の解明」という壮大なテーマに取り組む一方、この分野で得られた数多くの知見を私たちの日常に浸透させ、実社会への応用技術を発展させたいという想いを持つ。
当社では脳の構造画像に機械学習や高度な画像処理技術を組み合わせることで性格、知能指数、脳年齢といった個人の特性をも読み取ることを可能にした。
また、ディープラーニングをはじめとする近年の人工知能技術のめざましい発展によって、画像・音声・自然言語等のデータ処理を極めて高い精度で行うことができるようになっている。
当社は従来からの統計・機械学習に対する高い専門性をディープラーニング等の最新技術と組み合わせ、ビジネス課題を解決する。
一方、現在の人工知能は、あらかじめ定められたタスクに対してしか使うことができず、人間が持つ、柔軟性・創造性・行動計画を立てるといった特性を保有していない。
このような従来の人工知能技術にとどまらず、次の世代の人工知能に必要な基礎研究を進め、新しい価値を創造することを目指す。
また、国内外の様々な研究機関(人工知能・神経科学)、大手企業、スタートアップとのコネクションを活かし、常に最先端の技術にキャッチアップし、 新しい技術を生み出し続けている。
事業内容
- 深層学習機械学習のアルゴリズム開発/アルゴリズムを応用したシステム開発
- データ解析サービス及びコンサルティング/脳画像データの解析及びコンサルティング
人工知能、特にディープラーニングを含む機械学習アルゴリズムを駆使し、お客様の多種多様なニーズに応えるべく広範囲に渡るサービスを提供。
提供サービス
データ分析予測最適化ソリューション
最先端のデータ分析手法を活用し、データの可視化、予測モデルの構築、予測に基づくアクション提案を実施。
代表的な分析手法:Random Forest、SVM (Support Vector Machine)、状態空間モデル、K-means、ベイズ統計モデリング
サービス事例:不動産価格設定需要推定、ポイントカードの不正利用検知
画像IoTセンサー識別ソリューション
ディープラーニングを使って、画像やセンサーから様々なヒトモノコトを識別。
サービス事例:路上障害物検知、養殖魚の個体数把握、標識看板認識システム、ドライバーのモニタリング
ディープラーニング小型化ソリューション
演算量を削減し、ディープラーニングの小型化、高速化、低消費電力化を実現。
当社が開発した独自のディープラーニング演算量削減技術は、Microsoft Innovation Award 2018の最優秀賞を受賞している。
【当社のディープラーニング演算量削減技術の特長】
1.精度はそのままに、1/10 – 1/50の演算量に削減
2.量子化、行列分解等、他の手法と組合せ可能
3.構築済みのニューラルネットワークの低演算量化、高速化可能
4.プルーニングとは異なり、汎用的にハードウェアへの実装が可能
サービス事例:ドローン搭載AIの小型化
FA機器ロボット制御ソリューション
人工知能技術とロボットシミュレーション技術を組み合わせ、FA機器やロボットの制御を効率化。 機器がバーチャルな世界で高速に学習し、学習後にリアルな世界に適用するソリューションを提供する。
サービス事例:AI学習用データの高速生成
経営者プロフィール
代表取締役CEO 金井良太
京都大学生物物理学科卒業。オランダユトレヒト大学で実験心理学PhD取得。カルフォルニア工科大学にて、下條信輔教授のもとで視覚経験と時間感覚の研究に従事。前英国サセックス大学准教授(認知神経科学)。脳構造画像の解析において、世界的にリードしている。
(同社Webサイトおよび同社Wantedly掲載情報を基に当社編集)