個別化されたメッセージで行動変容を促す。病気を治療する「治療アプリ®︎」の開発に取り組むMedTechベンチャー
株式会社キュアアップ
画像取得先: https://cureapp.co.jp/
会社概要・事業内容
会社概要
高度なソフトウェア技術と医学的エビデンスに基づいた疾患治療用プログラム医療機器創出に向け、研究開発を行い、製造販売を目指すMedTechベンチャー。「アプリが病気を治療する効果を持つ」という新しい医療サービスを日本で初めて実現するために、病気を治療するアプリである「治療アプリ®︎」の開発に取り組んでいる。
「治療アプリ®︎」は患者ごとの日々の治療経過を基に、医学的知見とエビデンスをベースとしたアプリが解析、ガイダンスを行うことにより新しい治療効果を生み出すことを狙う。また意識行動の変容から習慣レベルの改善を促すことで、疾病の改善にも資する可能性を持つ。当社は、国内ではいち早く臨床試験を開始し、現在治験中である他、複数の疾病への開発も開始している。
加えて、これらの医療機関向け治療アプリの開発で蓄積した知見を活用した民間法人向けモバイルヘルスプログラムの第1弾として「ascure(アスキュア)卒煙プログラム」、第2弾として「ascureSPARXメンタルヘルスプログラム」を提供。
また、日本で生み出したモデルをベースに「日本発のデジタルヘルスソリューション」として、順次グローバルにも展開していく予定。
事業内容
プログラム医療機器開発、PHR(パーソナルヘルスレコード)事業、モバイルヘルス関連サービス事業
商標登録
「治療アプリ®︎」「CureApp®︎」「ascure︎®︎」「処方アプリ®︎」
治療アプリ®とは
スマホなどのモバイル機器を通じて得られる日々の治療データを、医学的知見を搭載したアルゴリズムが解析し、個々の患者にパーソナライズドされたガイダンスを実施。
さらに、医師(指導者)にも患者ごとに適切な指導内容を提示することにより、治療水準の向上を図る。
プロダクト
- CureApp禁煙(ニコチン依存症治療)/医療機関向け
- 慶應義塾大学呼吸器内科教室と共同開発、2017年3月31日特許取得
- NASH App(非アルコール性脂肪肝炎NASH治療)/医療機関向け
- 東京大学医学部附属病院と共同開発
- HERB(高血圧治療アプリ)/医療機関向け
- 自治医科大学 内科学講座循環器内科学部門と共同開発
- ascure(アスキュア)卒煙プログラム/「法人向け モバイルヘルスプログラム」第一弾
- ascureSPARX(アスキュアスパークス)メンタルヘルスプログラム/「法人向け モバイルヘルスプログラム」第二弾
経営者プロフィール
代表取締役CEO/医師 佐竹晃太
慶應義塾大学医学部卒、日本赤十字社医療センターなどで臨床業務に従事し、呼吸器内科医として多くの患者様の診療に携わる。2012年より海外の大学院に留学し、中国米国でのグローバル経験を積む、米国大学院では公衆衛生学を専攻する傍ら、医療インフォマティクスの研究に従事する。帰国後、2014年に株式会社キュアアップを創業。現在も週1回の診療を継続し、医療現場に立つ。
上海中欧国際工商学院(CEIBS)経営学修士号(MBA)修了、米国ジョンズホプキンス大学公衆衛生大学院公衆衛生学修士号(MPH)修了
最高開発責任者(CDO)/医師 鈴木晋
慶應義塾大学医学部卒、在学中からプログラミングを習得、起業も経験。(株)カヤックの技術留学制度、東京大学医科学研究所でのゲノム解析などで開発技術を蓄積。2013年には開発したアプリが人工知能学会にて現場イノベーション金賞を受賞。
2014年、佐竹のビジョンに共感してCureAppの創業メンバーとしてジョイン。CDOとして技術選定から開発運用など開発全般を指揮。新しい技術トレンドの取り入れ、実戦投入も積極的に行う。
(同社Webサイトおよび同社Wantedly掲載情報を基に当社編集)