世界初、超音波センサーで排泄のタイミングを予測する小型IoTウェアラブルデバイス「DFree」を開発・提供
トリプル・ダブリュー・ジャパン株式会社
画像取得先: https://dfree.biz/
会社概要・事業内容
会社概要
創業以来テクノロジーの力で「世界を一歩進める」というミッションを掲げ事業を推進し、世界初の排泄予測デバイス「DFree(ディーフリー)」を開発したベンチャー。
「DFree」は超音波センサーを用いて膀胱の変化を捉えることで排泄のタイミングを予測するIoTウェアラブルデバイス。従来の排泄ケアでは困難であった、被介護者に合わせたパーソナライズケアをサポートし、被介護者のQOL向上と介護者の負担軽減を実現することが可能。
「DFree」は2017年より法人向けサービスとして、介護施設を中心に高齢者介護の現場で利用されている。
2018年4月からは新たに法人向けの「排泄自立支援サービス」を開始し、より包括的な排泄ケアの取り組みをサポート。
また、2017年6月より、フランスの世界最大手の介護施設において本格導入にむけたパイロット運用を実施し、欧州への本格進出のために2017年7月にはパリにフランス支社を立ち上げた。
2018年7月からは個人向けサービスも開始し、アメリカ、ヨーロッパでもサービスも開始している。
世界最大級の家電・テクノロジーの見本市CES2019においては「Innovation Awards」、IHS Markit「Innovation Awards」、Engadget「Best of CES」の3つのアワードを受賞。
2019年6月には、経済産業省の平成31年度予算「グローバル・スタートアップ・エコシステム強化事業費補助金(ものづくりスタートアップ・エコシステム構築事業)」の事業者に採択されている。
事業概要
- 排泄の悩みや負担を軽減するソリューション『DFree』企画・開発・販売
「DFree」は世界初となる排泄予測デバイス。
超音波センサーを内蔵した手のひらに収まるサイズの小型ウェアラブルデバイスで、下腹部に装着することで体内をモニタリングし、本体から無線通信によりクラウドへ情報を送り、独自のアルゴリズムによって得られた排泄予測情報をスマートフォン等の通信端末へ知らせる。
製品
「DFree Personal」
個人の排尿に関するお悩みをサポートする製品。トイレ(排尿)のタイミングを事前にお知らせ。
小型の超音波センサーを用いたIoTウェアラブルデバイスを腹部に装着することで膀胱の変化を捉え、スマートフォンやタブレット上の専用アプリで排泄のタイミングをお知らせ。介護や障害など様々な理由で「尿意を感じにくい人」や、頻尿や尿漏れなどで外出時にトイレの不安を感じるアクティブシニアなどに広く利用が可能。DFree本体と携帯端末は直接Bluetooth通信にて連携するため、外出先でも利用が可能。専用アプリは、iOS版、Android版がある。専用アプリを手持ちのスマートデバイスにインストールすると購入したその日から利用が開始できる。
「 DFree 排泄予測サービス」
法人向けの排泄予測サービス。複数人の患者のデータをパソコンやスマートフォンアプリで管理できる。
- 排尿前後のタイミングはもちろん、センサーの通信状況や本体の電池残量など、手持ちのスマートデバイスにお知らせ。
- 尿量の推移がグラフで表示されるので個々の利用者の排泄パターン/傾向が視覚的に確認できる。
膀胱に尿が溜まったことを検知したら、スマートデバイスへお知らせ。尿が溜まったことを確認した上でトイレに連れて行くことで、トイレ誘導の空振りや失敗の減少につながる。
尿の溜まり具合と排尿時間の記録は、ケア見直しに役立てることができる。どの程度の間隔で、どのくらいの量の排尿をしているのかを把握することは、トイレ誘導・パッド交換のタイミング調整、およびパッドの選定に役立つ。
※有料導入実績約200施設
「排泄自立支援サービス」
適切な排泄ケアを実現するためのトータルサポートサービス。「DFree」が排泄ケアをプランニングから実施・評価までサポート。
受賞・採択実績
- 2019年2月 独立行政法人 中小企業基盤整備機構「Japan Venture Award 2019 中小機構理事長賞」を受賞
- 2019年1月 アメリカ CES2019「Innovation Awards」、Engadget「Best of CES」、IHS Markit「Innovation Awards」、「iPhone Life’s Best of CES 2019」受賞
- 2018年10月 経済産業省「1st Well Aging Society Summit Asia-Japan – Aging部門」グランプリ受賞
- 2018年10月 中国 TechNode「Asia Hardware Battle 2018 Bronze Award」受賞
- 2018年10月 米国 Medtrade 2018「HME Retail Product Awards」受賞
- 2018年3月 フランス SilverEco 2018「Ageing Well International Awards」受賞
- 2018年2月 フランス AgeingFit 2018「Pitch Innovation Prize」受賞
- 2018年1月 日経優秀製品・サービス賞 2017 日経MJ 賞 最優秀賞受賞
- 2017年3月 経済産業省主催「ジャパン・ヘルスケアビジネスコンテスト2017」でグランプリ受賞
- 2017年3月 神奈川県川崎市の認定する 福祉用具「かわさき基準」に採択
- 2017年1月 NEDO「企業間連携スタートアップに対する事業化支援助成金」に採択
- 2017年1月 Forbes JAPAN「NEXT RISING STAR AWARD」第3位に入賞
- 2016年11月 日経 TRENDY「暮らしを変えるスタートアップ商品2016健康&食部門」優秀賞受賞
経営者プロフィール
代表取締役 中西敦士
慶應義塾大学商学部卒。大手企業向けのヘルスケアを含む新規事業立ち上げのコンサルティング業務に従事。その後、青年海外協力隊でフィリピンに派遣。2013年よりUCBerkeleyに留学し、2014年に米国にてTripleWを設立。2015年に当社設立。
著書:「10分後にうんこが出ます-排泄予知デバイス開発物語-」2016年新潮社
(同社Webサイト、同社Wantedlyおよび同社PR TIMES掲載情報を基に当社編集)