次世代型エネルギー流通基幹システム「Panair Cloud(パネイルクラウド)」を運用開発するエナジーテック企業
株式会社パネイル
画像取得先: https://corp.panair.jp/
会社概要・事業内容
会社概要
「世界中のエネルギー市場に最先端のEnergy Techを」をコーポレートミッションに掲げ、最先端のテクノロジーで新しい価値を創造する、東工大発のEnergyTech(エナジーテック)企業。
EnergyTech(エナジーテック)とは、“Energy(エナジー)”と“Technology(テクノロジー)”を掛け合わせた言葉。
当社はクラウド技術だけでエネルギーの基幹システムを構築した日本初の事業者である。
2016年4月の電力小売全面自由化より、独自に研究・開発した電力小売基幹システム「Panair Cloud(パネイルクラウド)」を展開。エネルギー領域の大手企業に対するデジタルトランスフォーメーションを進めている。これまで東京電力エナジーパートナー社、丸紅新電力社、などとお互いの強みを生かした共同事業を展開してきた。
「Panair Cloud(パネイルクラウド)」の提供を通じ、IT企業として電力小売事業の運用を低コスト化。最新のIT技術を用いた迅速で柔軟なシステム開発により、電力にとどまらず、ガス・通信へも同システムの対応領域を拡大。新電力としても全国7社の子会社を通じて、同システムを通じた電力の供給実績を順調に伸ばした実績を持つ。
2018年6月11日には、スタートアップ支援プログラム「J-Startup」の対象となる「特待生(J-Startup企業)」に選出。
2019年4月、代表・名越氏の出身大学である東京工業大学より東工大発ベンチャーの称号を授与。
事業内容
- 次世代型エネルギー流通基幹システム「パネイルクラウド(Panair Cloud)」の運営開発
- 小売電気事業者等に対する業務支援
- 小売電気事業(登録番号:A0215)
パネイルクラウドとは
当社が、2016年4月の電力小売全面自由化に伴い、独自に開発した次世代型エネルギー流通基幹システム。
電力流通コストを大幅に削減する、AIとBigDataを活用したクラウドベースのプラットフォームで、日本で唯一、クラウド上での一気通貫オペレーションが可能な次世代型エネルギー流通基幹システムである。クラウド上の11の機能が自動運用を支えている
従来、人の手で運用されていた電力小売における顧客管理や需給管理などの一連の業務を、人工知能(AI)とビッグデータの分析技術を活用することで、自動化、省力化を達成。パネイルクラウドを活用した事業者の売上高販管費率は、3%台にまで削減が進んでいる。
2018年5月時点でパネイルクラウドの機能の大半は、変化に柔軟に対応し自ら考える水準のロボットを指すRPA(Robotic Process Automation)技術のCongnitive Automation (CLASS3)*¹水準に到達しており、高度な自動化による安定的かつ効率的な電力供給を実現。2018年5月30日、新機能として、電力流通RPAソリューション Panair Energy Automationの提供開始も発表。
*¹ RPAにはBasic Process Automation(CLASS1)からCognitive Automation (CLASS3)までの水準がある。Basic Process Automation は指示に従って言われたとおりの動きをする水準のロボットを指すが、Enhanced Process Automation(CLASS2)、Cognitive Automation (CLASS3) はAIなどを駆使することで変化に柔軟に対応し自ら考える水準のロボットを指す。従来の電力小売向けRPAは発展途上のものが多く、その殆どはBasic Process Automation水準にとどまる。
経営者プロフィール
代表取締役社長 名越達彦
東京工業大学工学部 開発システム工学科卒。
在学中、人力飛行機の設計に従事し、鳥人間コンテスト人力プロペラ機部門に出場、技術統括としてチーム初の優勝に貢献。
株式会社ディー・エヌ・エーにおいて、営業、人事、マーケティング、エンジニアリング、など幅広い業務に従事。
その後、IT企業の事業開発室長として全社新規事業を統括、同社の新規売上基盤の構築に従事。
2012年12月 株式会社パネイル創業、代表取締役社長。
取締役副社長 Hyoyun Kim
京都大学経済学部 経営学科卒。
株式会社ディー・エヌ・エーにおいて、サービスのマーケティングを担当。
その後、IT企業において、複数の事業立ち上げに従事し、事業基盤及び体制の確立等を手がける。
2012年12月 株式会社パネイル創業、取締役副社長。
取締役CTO 佐藤真介
フリーランスのエンジニアとして、様々なシステム開発プロジェクトのエンジニアリング・マネジメントを手がけながら、システム設計・開発から営業など幅広い業務に従事。
2008年 株式会社ビープラウドにて、取締役兼最高技術責任者(CTO)に就任。
2017年10月、株式会社パネイル参画、最高技術責任者CTO
(同社Webサイトおよび同社PR TIMES掲載情報を基に当社編集)