国立大学発のユニークな技術から生まれた換気カプセル型発汗計「スキノス」。生体計測、医療福祉機器として提供
株式会社スキノス
画像取得先: http://www.skinos.co.jp/
会社概要・事業内容
会社概要
信州大学医学部大橋俊夫教授と長野工業高等専門学校坂口正雄教授が設立した大学発ベンチャー。
発汗の基礎研究をはじめ、情動や快適性の簡便かつ有効な評価指標として活用できるスキノス発汗計(換気カプセル型発汗計)と、スキノス発汗計と組み合わせて使用可能な生体計測装置を提供している。
大橋教授・坂口教授は、医工学ならびに基礎、臨床医学の他、鍼灸、化粧、衣服、運動、在宅看護など各領域における発汗学の発展を目指し、1998年に『日本発汗学会』を立ち上げ、国内の発汗研究を牽引。1998年に当社を立ち上げ、自らが開発した『差分方式換気カプセル型発汗計』を市販化した。
国立大学発のユニークな技術から生まれた換気カプセル型発汗計のブランド「スキノス(SKINOS)」は、皮膚(SKIN)に、換気カプセル型発汗計の開発者である大橋俊夫教授のイニシャル(O)、坂口正雄教授のイニシャル(S)を加えて名付けられた。
「スキノス」のロゴは、S・K・I・N・O・Sの文字とともに、換気カプセル型発汗計の開発者らの研究領域に因み、動脈・静脈・リンパ管・汗孔を表している。
2000年、国立大学役員兼業として大橋教授(医学部として第一号)、坂口教授が取締役就任。
医療、研究機関、企業向けに汎用発汗計を販売。
2003年、差分方式発汗計の医療機器承認。((株)スキノス / 販売名 : SKD-2000M)
2007年、発汗計の開発をスキノス東御研究所、製造販売を(株)西澤電機計器製作所に移管。流量補償方式換気カプセル型発汗計(SKN-2000)を開発。販売を開始。
事業内容
- 換気カプセル型発汗計を中心とした生体計測機器・研究機器の開発
- 換気カプセル型発汗計を中心とした生体計測機器の販売
- その他、医療機器・福祉機器等の開発
テクノロジー
「スキノス発汗計(差分方式換気カプセル型発汗計)」の原理
測定環境の空気を基準にすることで、乾燥空気を必要としない簡便な発汗計。
皮膚通過前の空気湿度と皮膚を経由した後の空気(汗の蒸散水分を含む)湿度を二つの湿度センサで検出し、その差から発汗量を計測する。湿度センサの出力は絶対湿度(単位:kg/kg(DA):1kgのDryAirに対する水蒸気の質量割合)として得られ、測定される発汗量は皮膚からの蒸散水分量を示すように校正される。
特徴:消耗品が不要、小型化が可能
<特許>
水分蒸散量測定装置(特許第355993号)
皮下水分・皮膚蒸散水分同時計測装置(特許第3600959号)
発汗計(特許第3711521号)
発汗量検出プローブ(特許第6561421号)NEW
プロダクト
換気カプセル型発汗計
- 据え置き型2CH 発汗計「SKN-2000」
安定性の高いスタンダードタイプ。2ch据え置き型発汗計。 - 可搬型1CH発汗計「SMN-1000」
持ち運びが容易。利便性の高い1ch小型発汗計。
皮膚電位計「SPN-01」
覚醒水準の客観的指標、精神性発汗の簡易・定性的評価に。
呼吸心拍計「SK-01」
呼吸リズムの簡便な計測。意識せず自然な状態で測定可能。
記録・解析システム「MOD-002」
発汗量の数値をPCに取り込み、発汗計測に特化した解析が可能。
経営者プロフィール
代表取締役社長 中村正市
(同社Webサイトを基に当社編集)