撫でるとしっぽを振って応えてくれるクッション型セラピーロボット「Qoobo」を開発するロボティクスベンチャー
ユカイ工学株式会社
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会社概要・事業内容
会社概要
「ロボティクスで、世界をユカイに。」を掲げ、様々な製品を開発・販売するロボティクスベンチャー。主な製品に、家族をつなぐコミュニケーションロボット「BOCCO」や脳波で動く「necomimi」、フィジカル・コンピューティング・ツールキット「konashi3.0」、しっぽのついたクッション型セラピーロボット「Qoobo」、音声コミュニケーション開発キット「codama」など。
自社製品の製造、販売ノウハウを元に、ロボットやIoT製品のコンセプトデザイン、試作、量産、販路開拓までを一気通貫でサポートする。
しっぽのついたクッション型セラピーロボット「Qoobo」は、2017年10月の発表からわずか1週間で動画再生数1000万回を突破し、クラウドファンディングプロジェクトでは目標額の247%(12,360,156円)を達成。国内外の多くのメディアでも話題となった「Qoobo」は、発表から約1年の開発期間を経て、2018年11月より一般発売を開始。
2017年12月末から予約販売サイトで世界中から受付を開始し、発売前時点で国内外からの予約・受注数は併せて5000匹を突破。一般販売開始後、AmazonのコミュニケーションロボットカテゴリーでAmazon売れ筋ランキング1位(2018年12月30日〜2019年1月5日実績)を達成した。
出荷台数は10,000匹を超え、引き続き売り上げを伸ばしている。(2019年6月現在)
また、これまで多くの賞を受賞し、発売後も購入者によるSNSでの投稿や、メディア、店頭でも多くの反響を得ている。
<受賞歴>
・2018年度 GOOD DESIGN賞/「グッドデザイン・ベスト100」
・2019年度 Red Dot Award/「Product Design 2019」
ほか
事業内容
- ロボット/ハードウェア 開発・製造・販売
主なプロダクト
しっぽのついたクッション型セラピーロボット「Qoobo(クーボ)」
「Qoobo」は、そっと撫でるとふわふわと、たくさん撫でるとぶんぶんと、しっぽを振って応えてくれるロボット。撫で方によって変化するしっぽの反応を、撫でる人自身が解釈して擬似的な心のやりとりを生み出す。毎日の生活に癒やしを求める人や、ペットを飼いたくても飼えない人に向けて、当社の持つロボティクス技術を活用して開発した。
【Qooboによるストレスオフ効果を実証】
10代~30代の男女38人に対して、Qooboの有無による心理状態評価を実施した結果、「Qooboを持った場合」は「Qooboを持っていない場合」と比較して、ストレス軽減効果を持つことが示された。特に、「緊張・不安」「抑うつ・落ち込み」「疲労感・無気力感」の3つの心理状態評価において高い軽減効果が確認された。
家族をつなぐコミュニケーションロボット「BOCCO」
家族間のコミュニケーションを助けるロボット。留守番中の子どもや離れて暮らす高齢の家族を見守ることができる。
インターネット経由でスマホと音声メッセージのやりとりができ、「BOCCO」側から送った声の文字化、スマホから送った文字メッセージの「BOCCO」による読み上げが可能。
さらに、宅内に設置されたセンサの情報とBOCCOが連動し、外出先からドアや鍵の開閉、部屋の温湿度や照度をスマホに通知することができる。これにより、家族の様子を外出中でも知ることができ、忙しい毎日の中でも家族との何気ないコミュニケーションを楽しむことができる。
また、天気予報などの知りたい情報をBOCCOアプリ内の「BOCCOチャンネル」機能を使って、BOCCOがしゃべってお知らせしてくれたり、指定時間にリマインド通知をしてくれたり、ゴミ出し日のお知らせや目覚まし時計代わりにも役立つ。
あなたの声で作れるVUI「codama」
あなたの声をウェイクアップ・ワードにできる。ノイズに強い録音ができる。あなたの声の方向を検出できる。そんな、あなただけの音声コミュニケーション開発キット。
脳波で動く猫耳型コミュニケーションツール「necomimi」
脳波を測定するセンサーを使用して、新しい人間の器官を開発。
「necomimi」は人間の身体や能力を拡張する、まったく新しいコミュニケーションツールである。ネコの耳の形をしたこの機械は、脳波を利用して、言葉に出すよりも早く状態を表現する。集中すると、耳はピンと上に立ち上がり、リラックスすると、耳はくたりと寝た状態になる。集中とリラックスが同時に訪れると、耳は立ち上がり、ピクピクと動く。この状態はプロのスポーツ選手などがその力を最も発揮する状態と言われている。
「konashi」
フィジカル・コンピューティングツールキット
受賞歴
- 2019年3月 Qooboが2019年度 Red Dot Award/「Product Design 2019」を受賞
- 2018年10月 Qooboが平成30年度「異能(inno)vation」アワードを受賞
- 2018年10月 Qooboが「2018年度グッドデザイン・ベスト100」受賞
- 2018年7月 Qooboがコードアワード2018 ベスト・プロダクト&サービス賞を受賞
- 2018年2月 Qooboが第85回東京インターナショナル・ギフト・ショー春2018 新製品コンテスト大賞
- 2016年7月 BOCCOが「第10回 キッズデザイン賞」を受賞
- 2015年9月 BOCCOが2015年度グッドデザイン賞を受賞
- 2013年10月 フィジカル・コンピューティング・ツールキット konashi(こなし)グッドデザイン賞受賞
経営者プロフィール
CEO 青木俊介
2001年 東京大学在学中にチームラボ株式会社を設立、取締役CTOに就任
2002年 東京大学工学部計数工学科卒業
2007年 鷺坂と共にロボッティクスベンチャー・ユカイ工学LLC設立
2008年 ピクシブ株式会社の取締役CTO就任 登録ユーザー1200万人のサービスを立ち上げ
2009年 東華大学信息科学技術学院修了(中国・上海)
2011年 株式会社化
2015年 グッドデザイン賞審査委員就任
CTO 鷺坂隆志
2007年12月に青木氏と愉快工学合同会社を創業。メカ設計、回路設計、ファームウェア開発、量産管理など主にハードウェア周りの技術リーダーとして、これまでココナッチ、konashi2.0、BOCCO、iDoll、などの製品開発に従事。
2007年 手のまさぐり能力を研究しながら青木さんのお手伝い
2014年 ようやく全力でユカイできて、ハッピーです
自社製品で家族をユカイに出来たら最高に幸せです!
(同社Webサイト、同社Wantedlyおよび同社PR TIMES掲載情報を基に当社編集)