暗闇でも赤外線のみで撮影可能な「赤外線カラー暗視技術」を開発。防犯・車載・医療カメラなど用途は多岐に
株式会社ナノルクス
画像取得先: http://www.nanolux.co.jp/
会社概要・事業内容
会社概要
茨城県つくば市で創業された、産総研技術移転ベンチャー。
暗闇でも赤外線のみで撮影を可能にする「赤外線カラー暗視技術」の商用利用を促進し、安心・安全な社会に貢献。その用途は、防犯カメラ、車載カメラ、医療カメラなど多岐にわたる。これまでのカメラ製品の構造をほとんど変える必要はないため、導入コストを最小限に抑えることができる。
2017年2月に第一号機(「赤外線カラー暗視技術」が搭載されたカメラ)が完成。
2018年6月、カラー暗視カメラ デモキット「近赤外線マルチスペクトル・カラー暗視カメラ」の販売を開始。
特許等
産総研との共願特許:国内2件
産総研の技術移転促進措置特許:国内1件, 海外1件
実施権保有特許:海外7件、商標登録:国内2件、海外3件
プロダクト
「イメージセンサー」
カラー暗視技術を実装した「イメージセンサー」の開発・製造・販売を目指す。
カラー暗視技術とは・・・
従来の赤外線暗視カメラは、モノクロ撮影しかできなかったが、開発したカラー暗視技術は、赤外線のみで鮮明なカラー撮影を可能にする。
カメラの仕組みはこれまでと同じ。赤外線を被写体に照射して、反射光をカメラで捉える。 従来はモノクロ画像だったが、本技術でカラー画像が撮影できる。
<応用分野での活用例>
車載用、インフラ監視、携帯電話、見守り、医療・介護用監視
<当社技術利用製品>
・監視用赤外線カラー暗視カメラ(シャープ社製造)
・プリズム方式フルハイビジョンカメラ(試作品)
経営者プロフィール
代表取締役 祖父江基史
早稲田大理工学修士。米国デューク大経済学修士。
日本銀行に勤務後、インテル、デル、BATでFinance, Sales&Marketing, Strategyなどの役員を歴任。 ベンチャーサポート機関のTX Entrepreneur Partnersの副代表理事も務める。
技術担当取締役 永宗靖
工学博士(東大物理工学卒)。産総研主任研究員。IC計測、光センサー高度化、赤外線イメージングなどに取り組む。カラー暗視技術の発明者。
(同社Webサイトおよび同社PR TIMES掲載情報を基に当社編集)