金融×AI×ITで、経営支援プラットフォーム「SHARES」、AI融資審査エンジン「FAI」を開発するFintechベンチャー
株式会社ココペリ
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会社概要・事業内容
会社概要
中小企業向けの経営支援プラットフォーム「SHARES(シェアーズ)」や、金融機関向けの与信高度化を図るAI融資審査エンジン「FAI(ファイ)」(特許取得済み)を開発するFintechスタートアップ企業。
「FAI」は、従来の統計モデルによる融資審査では上手く評価できなかった中小企業の信用リスクの評価精度を改善し、スピーディな融資実行を実現する金融機関向けのソリューションとして注目されている。
専門家相談プラットフォーム「SHARES」は順調に会員企業数を伸ばしており、2018年11月に会員企業数10,000社を突破。2015年6月のサービス提供開始から、3年5ヶ月での会員企業数10,000社突破となった。
2018年4月、「金融サービス革命で地域を幸せに」をコンセプトに、地域企業の成長を全面的にサポートする新たな価値提供を目指し、地域企業をトータルサポートするプラットフォーム「Yokohama Big Advance」を横浜信用金庫と共同開発。
2019年1月、静清信用金庫が「Big Advance」を導入し、地域金融機関として日本初となる神奈川県と静岡県の広域連携が開始した。
2019年3月には、新たに7行庫の地域金融機関へBig Advanceの導入が決定。合計9行庫の導入となり、全国での広域連携を開始(西武信用金庫、横浜信用金庫、静清信用金庫、千葉信用金庫、長野銀行、大地みらい信用金庫、三島信用金庫、碧海信用金庫、大光銀行)。
事業活動が生むあらゆるデータを整理、分析し、新たな価値を顕在化させることで、新たな価値経済の創出を実現することをミッションとし、金融、AI、IT各分野の専門知識をかけ合わせ、世界の発展に貢献する本質的なサービスを展開している。
(※)2018年12月21日時点 当社調べ
事業内容
- 金融機関向けAI融資審査モデル「FAI」の開発
- 金融機関向け次世代CRMツール「SHARES for BANK」の開発・運営
- 金融機関連携プラットフォーム「Big Advance」の開発・運営
- 専門家相談プラットフォーム「SHARES」の開発・運営
提供サービス
1.中小企業向けソリューション
士業特化型クラウドソーシング「SHARES(シェアーズ)」
中小企業向けのクラウド士業相談サービス。経営課題を圧倒的なスピードで解決。最短1時間で最適な専門家を紹介。また「SHARES」は、経営データを分析して、経営課題を抽出する経営特化型の人工知能(AI)を搭載。顧問料なしで全国の専門家にWEB上で相談・依頼ができるだけでなく、経営課題の発見から、専門家相談・解決まで1つのプラットフォームで完結することが可能。中小企業・小規模事業者がいつでも「最適な専門家」に相談できる仕組みで、圧倒的な時間短縮により迅速な課題解決を実現する。
「SHARES LAB」
毎日更新の高品質経営情報メディア。ライターは国家資格を保有する専門家。
「給与計算・記帳代行(BPO)」
中小企業のバックオフィスは給与計算・経理代行のプロ集団にお任せ。
2.金融機関向けソリューション
AI(人工知能)与信モデル「FAI」 ※特許取得済
各金融機関のオリジナルデータを元に独自のAI融資審査モデルを構築。
企業の財務データ(月次・年次)や口座の入出金等のトランザクション情報を分析し、精度の高い分析結果を出力するAIエンジン。企業を評価する「企業評価モジュール」のほか、企業の借入ニーズを予測する「資金ニーズ予測モジュール」などもある。「FAI」を活用することにより、金融機関が蓄積している膨大なデータを元に、企業の資金ニーズの予測、経営課題の抽出、新たな融資先の発見など、これまでにない新たなビジネスモデルを創出することができる。
次世代CRMツール「SHARES for BANK」
金融機関向け営業支援プラットフォーム。企業の活動データを分析、可視化。金融機関の営業活動を最適化。
金融機関連携プラットフォーム「Big Advance」
「金融サービス革命で地域を幸せに」をコンセプトに、全国の金融機関が連携して地域企業を支援する新たなプラットフォーム。販路拡大・人材確保・業務効率化・事業承継など地域企業が抱える様々な経営課題にワンストップで応えるとともに、大手企業とのオープンイノベーションにより、地域から生まれる新たな技術やサービス、未来の新規事業創出の実現を支援する。参加した金融機関に紐づく地域企業はBig Advanceの会員になり、プラットフォーム上で金融機関と気軽にチャットでコミュニケーションを取ったり、会員同士のつながりを持つことが可能。さらに参加金融機関が増えることで、金融機関や地域の枠を超えて会員同士のつながりを創出できる。
3.専門家向けソリューション
「SHARES」
士業業界を勝ち抜くための顧客獲得ツール。依頼主の80%は企業経営者。年間3,000件以上の案件マッチング。現在、弁護士、司法書士、行政書士、弁理士、社会保険労務士、公認会計士、税理士、中小企業診断士の8士業が登録可能。
「SHARES LAB」
情報発信力を最大化してオンライン集客を実現
士業事務所向けタスク管理ツール「FLOW」(旧:SHARES PRO)
税理士事務所向けAI働き方改革ツール。タスク管理から生産性分析まで税理士事務所の経営を次のレベルへ。搭載されたAIが顧客情報、財務データなどから自動的に税務タスクを発見、通知。さらに、顧問先とのやりとりを効率的に管理するタスク管理システムと生産性・採算性分析を連動させることで、非属人化と業務の見える化を同時に実現する。
受賞・採択等
- フジサンケイグループが主催する革新ビジネスアワード2016で特別賞
- 川崎市主催の起業家オーディションビジネス・アイデアシーズ市場で起業家賞を受賞
- ILS(Innovations Leader Summit)の2017 TOP100 Innovatorsに選出
- 2018年1月経済産業省主催「飛躍 Next Enterprise」プロジェクト「シリコンバレー派遣コース」に採択
経営者プロフィール
代表取締役 近藤繁
慶應義塾大学理工学部情報工学科卒業。研究テーマはDatamining。みずほ銀行に入社し、中小企業向け融資業務に従事。その後、株式会社ココペリを創業し、2015年に中小企業向け経営支援プラットフォーム「SHARES(シェアーズ)」をリリース。2016年にはAI(人工知能)を活用した与信モデル「SHARESFAI」を開発。数多くの金融機関と協業展開中。
(同社Webサイトおよび同社Wantedly掲載情報を基に当社編集)