シェア1位の独自開発AIエンジン「KIBIT」。リーガルテックAI事業からフィールドを拡大。働き方改革でも実績
株式会社 FRONTEO
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会社概要・事業内容
会社概要
独自開発の人工知能エンジン「KIBIT」により、ビッグデータなどの情報解析を支援するデータ解析企業。「データ解析技術の未熟さにより、訴訟に必要な情報が見つからず窮地に立たされる企業を守りたい」という信念のもと2003年8月に創業して以来、国際訴訟などに必要な電子データの証拠保全と調査・分析を行う「eディスカバリ(電子証拠開示)」や、「デジタルフォレンジック調査」というリーガルテックAI事業をメインに展開。
自社開発のデータ解析プラットフォーム「Lit i View(リット・アイ・ビュー)」、日・中・韓・英の複数言語に対応した「Predictive Coding(プレディクティブ・コーディング)」技術などを駆使し、企業に訴訟対策支援を提供。
このリーガル事業で培われ、発展した「KIBIT」を始めとする独自の人工知能関連技術は、専門家の経験や勘などの「暗黙知」を学び、人の思考の解析から、未来の行動の予測を実現する。
また、リーガルテックAI事業で培ったAI技術をもとに、2014年より金融、知財、人事、医療分野へと事業のフィールドを拡大し、膨大な量のテキストデータの中から意味のある重要なデータを検出することで、業務負担を軽減し、業務の効率化を実現、「働き方改革」でも実績をあげている。
2007 年6月26日東証マザーズ、2013年5月16日NASDAQ上場。
2016年7月1日付けで株式会社UBICより現在の社名に変更。
また、子会社の株式会社FRONTEOヘルスケアでは、ヘルスケア・インダストリー向けに独自開発した人工知能「Concept Encoder(コンセプトエンコーダー)」の本格提供を開始し、医療ビッグデータ利活用の促進を目指している。
- 主要取引先
官公庁(法執行機関、各種監視委員会)、国内外法律事務所、民間企業(自動車・機械・精密・電機・製薬・石油化学・情報通信・商社など)、医療機関
数字で見るFRONTEO(2019年3月現在)
- AIによる言語解析市場 シェア1位
「KIBITシリーズ」が、2016年度と2017年度の「国内言語解析市場*」でベンダー別売上金額ベースで全体の26.8%を占め、シェア1位を獲得。
*出典:「ITR Market View:AI市場2018」(2018年12月) - 日米上場 2市場
- 国外拠点数 10カ所
- 国際訴訟ディスカバリ対応件数 7,700件以上
- 不正調査対応件数 1,400件以上
- AI導入社数 176社
事業内容
- リーガルテックAI事業
人工知能とデジタルフォレンジック技術を活用したeディスカバリ(電子証拠開示)、不正調査支援 - AIソリューション事業
人工知能KIBITを活用したソリューションで、業務の生産性向上やビジネスの成功につながる経営判断をサポート
【子会社】
- ヘルスケア事業
医療・介護の現場に存在する様々な構造化・非構造化データの横断的解析と、それに向けた人工知能(AI)の研究開発 - ペイメントカードセキュリティ事業
ペイメントカード業界における情報セキュリティ事故調査と平時の情報セキュリティ診断およびコンサルティング
「KIBIT」とは
専門家や業務熟練者の経験に基づく「暗黙知」を学習し、その判断軸に沿ってテキストデータを高い品質で効率的に評価する人工知能。少量の教師データで短時間での高精度な解析を実現する。独自の機械学習アルゴリズムを用いることで、従来のテキストマイニングや検索技術では困難な表現の類似性や文脈を捉えることができ、文章毎の特徴量を抽出できる点が大きな特徴。これまでに、化学・機械・素材などの製造業や各種金融機関を始めとする幅広い業界で、営業支援・日報分析、人事・労務、カスタマーサポート、技術開発や商品開発・マーケティングなど多岐にわたるビジネスシーンで活用されている。
ソリューション
リーガルテックAI
JUSTICE(ジャスティス)とFAIRNESS(フェアネス)の実現
国際訴訟支援やフォレンジック調査のスペシャリストとして、国や言語の違いによる不利益をなくし、日本を含むアジア企業の誇りと価値を守る。
・eディスカバリ&フォレンジック
ビジネスインテリジェンス
知見を最大限に活用し、企業の輝かしい明日と未来を築く
人工知能KIBITを活用したソリューションで、業務の生産性向上やビジネスの成功につながる経営判断をサポート。
・KIBITビジネスソリューション
ヘルスケア
ヘルスケア・インダストリー向けの人工知能「Concept Encoder」誕生
FRONTEOヘルスケアは、患者を第一に考え、エビデンス(根拠)に基づいて研究開発を推進し、医療の向上に貢献することを理念の柱としている。人工知能 Concept Encoder であらゆるデータを客観的に評価し、解析過程を明示し、安心して使用を継続できるサービスを実現する。
・株式会社FRONTEOヘルスケア
経営者プロフィール
代表取締役社長 守本正宏
平成元年3月 海上自衛隊任官
平成07年4月 アプライドマテリアルズジャパン株式会社入社
平成15年8月 当社設立 当社代表取締役社長(現任)
平成19年12月 UBIC North America, Inc.(現FRONTEO USA, Inc.)代表取締役社長
平成27年4月 UBIC North America, Inc.(現FRONTEO USA, Inc.)代表取締役会長
平成27年4月 株式会社UBIC MEDICAL(現株式会社FRONTEOヘルスケア)取締役
平成27年7月 EvD, Inc.(現FRONTEO USA, Inc.)取締役(現任)
平成27年9月 株式会社FRONTEOコミュニケーションズ(平成30年5月当社と合併により消滅)取締役
平成29年5月 株式会社FRONTEOヘルスケア代表取締役会長(現任)
取締役・最高技術責任者 武田秀樹
行動情報科学研究所 所長
平成8年5月 株式会社ミツエーリンクス入社
平成11年10月 株式会社ソフトビジョン入社
平成14年7月 株式会社アイ・ピー・ビー入社
平成21年7月 当社入社
平成24年12月 当社執行役員
平成26年7月 行動情報科学研究所 所長(現任)
平成27年9月 株式会社FRONTEOコミュニケーションズ(平成30年5月当社と合併により消滅)取締役
平成28年6月 当社取締役(現任)
(同社Webサイト、同社Wantedlyおよび同社PR TIMES掲載情報を基に当社編集)