自然言語処理、機械学習、深層学習のコアテクノロジーでコールセンターの問合せ分析、回答支援サービス等を提供
株式会社レトリバ
画像取得先: https://retrieva.jp/
会社概要・事業内容
会社概要
2016年8月にプリファードインフラストラクチャーからスピンアウトしたベンチャー。
同年10月に統合検索プラットフォームSedueを核とする検索及びそれらに付随する自然言語処理、機械学習事業を取得し、製品開発及びサービスを承継した。
「お客様の課題を最先端の技術で解決する」をミッションとし、数多くのソフトウェアを提供。自然言語処理、機械学習、深層学習をコアテクノロジーとしてコールセンターの問い合わせ分析、回答支援などを行うソリューションを提供している。
また、2018年7月には、当社が提案する「コールセンター向け統合AIシステム開発」を、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が公募するAIシステム共同開発支援事業の研究テーマとして採択。本提案を通じて、コールセンターにおけるワンストップソリューションの構築を目指す。現在、コールセンターでは種々のAIソリューションが活用されつつあるが、技術領域が多岐に渡ることから、全体をカバーするソリューションの提供が出来ていない。当社は自然言語処理、機械学習の領域で広汎な技術を保有することから、これら全ての機能が連携した唯一のワンストップソリューションを構築し提供を行う。
2019年7月には、SBIインベストメント株式会社および株式会社東京大学エッジキャピタルを主要インベスターとする第三者割当増資により総額7.5億円の資金調達を完了。
事業内容
- 自然言語処理及び機械学習を用いたソフトウェアの研究・開発・販売・導入およびサポート
主な提供サービス
コールセンターで得た知見を、より多彩なフィールドに。AIソリューションのプロフェッショナルが課題解決に直結するプロダクトを提供。
オペレーター向けソリューション「Talk Coordinator」
コミュニケーションを支援するAIソリューションであり、通話中のナレッジ検索から通話後の後処理まで、オペレーターの業務をトータルに支援。
>音声認識連携、自動分類、類似文検索、重要文抽出、キーワード検索
分類エンジン「Predictor」
テキスト文書を自動分類するAIエンジンであり、コールリーズンやエスカレーション部門など、適切な区分を判定。
>自動分類
検索エンジン「Answer Finder」
テキスト文書を自然文で検索するAIエンジンであり、曖昧な表現による検索でも適切な社内文書やナレッジを探索。
>類似文検索、キーワード検索
抽出エンジン「Talk Summarizer」
テキスト文書から自動抽出するAIエンジンであり、ホットボイスの抽出やリスクの検知など、少ないけれども見逃してはいけない情報を発見。
>重要文抽出
経営者プロフィール
代表取締役CEO 河原一哉
2001年、電気通信大学電気通信学部電子情報学科卒業。大手IT企業2社で経験を積み、2010年(株)Preferred Infrastructure入社。プリセールスエンジニア、サポートサービス部部長、製品事業部事業部長などを歴任した後、2016年に(株)レトリバをスピンアウトさせた。課題解決のために何をするべきか、技術一辺倒ではない、真の「顧客想い」のプロダクト開発を信条としている。その眼差しは、常に“お客様の未来”に向けられている。
取締役CTO 武井裕也
2012年、筑波大学大学院システム情報研究科修士課程修了。同年4月、(株)Preferred Infrastructureに入社。製品事業部のエンジニアとして、日本語の係り受けを考慮した大規模検索や製品開発などの実装に関わった。2016年、(株)レトリバに創業メンバーとして転籍。「正確性と速度」に対する情熱と探究心は群を抜いており、レトリバのプロダクトが安定的かつスピーディに稼働する原動力となっている。
(同社Webサイト、同社Wantedlyおよび同社PR TIMES掲載情報を基に当社編集)