世界初!自律型ハンディータイプのソーラーパネル清掃ロボットを開発した香川大発ベンチャー。中東諸国で導入
株式会社未来機械
画像取得先: https://www.miraikikai.jp/
会社概要・事業内容
会社概要
未来の課題をロボットテクノロジーで解決することを目指して設立された香川大学発ベンチャー企業。中東諸国におけるソーラーパネルを、水を使わずに自動で清掃する軽量なロボットの開発を行っている。
2008年から世界に先駆けてソーラーパネル清掃ロボットを研究開発し、自律型でハンディータイプのソーラーパネル清掃ロボットを世界で初めて実用化。サウジアラビア、アラブ首長国連邦、カタールなどの中東諸国で導入されている。
砂漠向けソーラーパネル清掃ロボットのニーズは、中東・インド地域等の砂漠地域での太陽光発電導入の飛躍的発展に伴い加速している。これらの地域では発電所の規模も巨大化しており、ソーラーパネル清掃ロボットの必要性が高まっている。
当社はこの市場動向を捉え、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)等からの支援を得て、新たに巨大太陽光発電所(10メガ~ギガワットクラス)向け大型の新機種の開発に2016年から取り組んだところ成功し、現地からの高い評価を得て量産化が待ち望まれている。そこで量産体制を整え、2019年から海外進出を本格化する。
事業内容
- ロボット・メカトロニクス機器及び、レーザ三次元センサの研究開発、製造・販売受託研究開発及び、技術コンサルティング
テクノロジー
乾燥地域におけるソーラー発電のキーテクノロジー
当社のロボットは、フィールドリサーチに基づいて企画し、最新の研究成果と長年の経験に裏打ちされた機構設計技術及び制御技術によって支えられている。
プロダクト
「ソーラーパネル清掃ロボット」
現在中東諸国では再生可能エネルギーへのシフトとして、大規模なソーラーパネルの設置プロジェクトが計画されている。しかし、砂漠地域特有の砂塵がソーラーパネルに付着することによる発電効率の低下や、ソーラーパネル清掃のための水資源の確保が大きな課題とされている。その課題の解決を実現するロボットとして、当社の開発した水を使わないソーラーパネル清掃ロボットは期待されている。
また、当社のソーラーパネル清掃ロボットは、様々なソーラーパネルの形状を認識しながら自律走行による清掃が可能。従来は高温・乾燥の劣悪な環境下で行われていたソーラーパネル清掃の効率化、清掃員の人件費削減につながる。
2017年グッドデザイン賞受賞。
<メリット>
- 手作業に比べ清掃コストが5分の1に
- クリーニング効果は手作業と同等
- 経験やスキルを問わず、簡単で安定した清掃
<特徴>
- 水を使わずブラシで清掃
- センサーを使った自動走行
- パネル同士の隙間も難なく移動
- 軽量でひとりで持ち運び可能
経営者プロフィール
代表取締役社長 三宅徹
(同社Webサイトを基に当社編集)