独自の基盤技術で、不眠症など疾患治療用のスマホアプリを研究開発。デジタル医療を推進する”研究開発型” 企業
サスメド株式会社

画像取得先: https://www.susmed.co.jp/
会社概要・事業内容
会社概要
ソフトウェア医療機器として不眠症をはじめとする疾患治療用のスマートフォンアプリの研究開発を行うベンチャー。
IT技術と医療現場のニーズを融合したソリューションを提案し、医療の質を担保しつつ社会が負担可能なコストに抑えることで、持続可能な医療の実現を目指す。ITを活用した医療は社会保障費の適正化と、生産性向上に寄与することが期待され、医師とエンジニアの対話による医療機器開発を実施。
また、医療としてアプリを提供するためにPMDA(医薬品医療機器総合機構)の承認を経て患者に利用されるアプリを企画・開発している。
医薬品/医療機器を開発するために必要な臨床試験/治験には、多額の資金と長いリードタイムも必要になる。また、過去にはデータ改ざん問題が発生しており、法律の改正によってより厳しいデータ管理が必要となった。当社ではこの問題を解決するために、ブロックチェーンや不正検知などの機械学習やスマホベースのePro(電子的な患者情報アウトカム)を用いた臨床試験/治験データプラットフォームを開発している。この取り組みは、日経新聞等にも取り上げられた。
2019年4月には、「ブロックチェーン技術を用いた臨床研究モニタリングの実証」に関する新技術等実証計画が、厚生労働大臣、経済産業大臣から認定されたことを発表。
2018年6月、総額7.2億円の第三者割当増資を実施。
2018年11月、「人工知能を用いたモバイル睡眠医療の高度化」というテーマで国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の助成事業「企業間連携スタートアップに対する事業化支援(以下SCA)」に採択が決定。
2019年2月には、経済産業省委託事業「飛躍 Next Enterprise」に採択が決定した。
主な事業内容
- 医療機器製造業(登録番号13BZ201142)
- 医療関連事業における開発およびその協力
- 医療情報のサーチ・提供
プロダクト
「不眠症治療用アプリ」
- スマートフォンで利用可能な治療用アプリ(特許取得済)
- 医師が中心となってエンジニア・デザイナーと開発
- 医療機器承認に向けて臨床試験を実施
「AI自動分析システム」
- データから自動的に機械学習の予測モデルを構築
- 医療データ・健診データ・レセプトデータへ適用可能
- 病院、健康保険組合等と取り組みを進行
「臨床開発支援システム」
- 医薬品・医療機器開発を効率化
- ブロックチェーン・機械学習でモニタリングを高度化(特許取得済)
- 実証実験を進行
基盤技術
デジタル医療を推進する”研究開発型” 企業である当社の独自の基盤技術。
ブロックチェーン
治験参加者のデータが改ざんされず、低コストで効率的に治験ができる利点が見込める基盤技術。
臨床開発支援システム
臨床試験で生み出される試験データを電子的に収集できるシステム。規制当局(PMDA)との議論を踏まえてシステム構築し、サスメドの不眠症治療用アプリの臨床試験で使用した実績を持つ。
汎用性医療用アプリのプラットフォーム
不眠症だけでなく、その他の疾患への介入アプリの開発に利用できる基盤技術。
人工知能
日々多くのデータ集積が生じるデジタル医療において、データサイエンティストを抱えなくともデータの自動分析を可能とする技術。
特許技術
臨床開発支援システム、ブロックチェーン、汎用性医療用アプリのプラットフォーム、そして不眠症治療用アプリに関連する特許を取得。この他にも、新しい技術開発の成果に基づく特許取得を予定している。
<特許一覧(取得済)>
- 不眠症治療支援装置および不眠症治療支援用プログラム(PCT/JP2016/081028、特許第6245781号)
- 就寝状態検出システム、就寝状態検出装置および就寝状態検出用プログラム(PCT/JP2016/061685、特許第6266855号)
- 治療支援装置および治療支援用プログラム(PCT/JP2017/029299、特許第6301573号)
- セキュリティシステムおよびこれに用いるノード装置(PCT/JP2017/029299、特許第6245783号)
- 個人情報保護システム(PCT/JP2017/021806、特許第6245782号)
- 治療用アプリケーションの治験システム、治療用アプリケーションを搭載した端末装置、および治療用アプリケーションプログラム(PCT/JP2018/001017、特許第6347008号)
- 治療用アプリケーションの治験システム、治験管理用サーバ、および治験管理用プログラム(PCT/JP2018/001067、特許第6340494号)
沿革
- 2015年2月 合同会社として設立
- 2015年4月 NEDO-TCPプログラムに採択
- 2016年2月 株式会社化
- 2016年4月 NEDO-SUIプログラムに採択
- 2016年9月 不眠症治療用アプリの臨床試験を国内2施設で開始
- 2017年2月 Beyond Next Ventures株式会社を引受先とする約1億円の第三者割り当て増資を実施
- 2017年4月 NEDO-STSプログラムに採択
- 2018年6月 複数社を引受先とする約7.2億円の第三者割り当て増資を実施
経営者プロフィール
代表取締役 上野太郎
医師・医学博士。
臨床研修後、博士号取得。睡眠医学・睡眠医療分野での科学業績を多数有し、臨床医として専門外来診療も継続。日本睡眠学会の評議員を務める。井上研究奨励賞など受賞。
CTO 本橋智光
Slerの研究員、Web系企業の分析者を経て現職。基盤・アプリ・機械学習・数理最適化等幅広くこなす。直近では量子コンピュータの応用にも従事。KDD Cups2015 2ndなど受賞。
著書に「前処理大全」(技術評論社)
(同社Webサイト、同社Wantedlyおよび同社PR TIMES掲載情報を基に当社編集)