日本最大の遺伝情報データベースを保有する遺伝子検査のパイオニア企業。累計遺伝子解析数は71万人分以上!
ジェネシスヘルスケア株式会社
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会社概要・事業内容
会社概要
日本最大の遺伝情報データベース(約71万人)を保有する遺伝子検査のパイオニア。
2004年3月の設立。法人・医療機関・一般消費者への遺伝子検査キットの販売、遺伝子研究による法人コンサルティング、遺伝子研究を軸とし、遺伝子から個人のライフスタイルを支援する様々なサービスを行っている。
医療機関や学術機関向けの受託遺伝子解析や一般向け遺伝子検査キットの販売を通じて、累計遺伝子解析数は71万人分を超えている(2019年4月25日現在)。2018年10月には東京・恵比寿の自社研究所に遺伝子の塩基配列を高速で読み取るための装置である次世代シーケンサー(NGS)を導入し、全ゲノム(遺伝情報の全体)解析を開始。PCR、マイクロアレイといった従来型の遺伝子解析手法に最先端のNGSによる全ゲノム解析を加え、幅広いニーズに対応できる体制を整えている。
2015年7月、三井物産株式会社・FoundersFundを引受先とする約6億2000万円の第三者割当増資を実施。
2017年8月、楽天を引受先とする約14億円の第三者割当増資を実施。
2018年2月には、楽天株式会社及びオムロンヘルスケア株式会社を引受先とする16.5億円の第三者割当増資を実施。
2019年4月に、遺伝子情報を提供する個人消費者と、遺伝子情報を新しい医療・創薬の研究開発に活用する企業とを結ぶ遺伝子情報のマーケットプレイス「GenesisGaia(ジェネシスガイア)」の提供を開始。
「GenesisGaia」は遺伝情報のマーケットプレイスで、遺伝情報を研究に活用したい医療・学術研究機関や製薬、食品関連などの企業と、遺伝情報を提供する個人の利害が一致した場合、遺伝情報の共有を可能にし、個人がポイントを受け取れるサービス。世界的に遺伝情報を個別化医療や予防医療に役立てる機運が高まる中で、「GenesisGaia」は日本で遺伝情報にシェアリングエコノミーの概念を導入する先駆的な事例となる。
提供サービス
<一般向け>
「GeneLife」シリーズ
生まれ持った病気のリスクや体質などがわかる、自宅でできる遺伝子検査キット。
自宅にいながら手軽に検査が可能。専用の採取具で頬の粘膜もしくは唾液を採取して、当社へ返送するだけ。検査結果は1~4週間後(検査キットにより解析期間が異なる)に、紙報告書もしくはWebサイトで確認可能。当社は自社内にジェネシス遺伝学研究所をあわせ持ち、国内で遺伝子解析を行っているため、低価格で迅速な遺伝子検査サービスの提供が可能。また、「GeneLife」シリーズはラインナップが豊富。病気のリスクや身体的特徴など約360項目を一度に検査できる「Genesis2.0」、肥満や肌老化など調べたい項目だけを検査する「肥満遺伝子検査」や「肌老化関連遺伝子検査」などのほか、会員制サービスの「Premium」までさまざまな種類の検査キットがあり、目的に応じて、最適な検査キットを選択できる。
<研究者向け>
「GenesisPro」
教育・研究機関にて、遺伝子検査をもっと手軽に利用してもらうべく、高品質かつ低価格で、国内での解析を実現。次世代シーケンサー(NGS)/マイクロアレイ/PCRを用いた受託解析サービスを提供。
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- 個別化医療や予防医学の研究をサポート
遺伝子解析技術の発展に伴って、疾患に関連する遺伝子変異を網羅的に解析できるようになり、一人ひとりにあった医療の開発・研究が行われるようになった。当社では、薬害事象の軽減や投与量の最適化、効果の高い薬剤の選択などの研究に役立つ薬物応答遺伝子検査(PGx)、早期発見や予防が肝要な家族性乳がん・卵巣がんのリスク検査、がん・生活習慣リスク検査などを提供し、個別化医療や予防医学の研究に携わる方々をサポートする。 - 当社の「Next Generation Sequencingラボ」が多様なニーズに対応
次世代シーケンスを用いた全ゲノムシーケンスやエキソンシーケンスによって、1回の解析で個々のすべてのゲノム情報またはゲノム上のタンパク質をコーディングするエキソンの情報を得ることが可能になった。この手法はがんを含む医学研究、集団遺伝学、ゲノム薬理学の研究などに応用されている。当社の「Next Generation Sequencingラボ」が最先端のシーケンサーを使用した高品質かつ低価格の解析サービスにより、多様なニーズに対応する。 - 最新のアジア人ゲノムに基づいて設計されたマイクロアレイ受託解析サービス
マイクロアレイ解析は、SNP(一塩基多型)を網羅的に検出する解析手法。当社では、最新のアジア人ゲノム約1万人分のデータに基づくアジア人用マイクロアレイを用いた受託解析を提供。また、ある疾患や特徴などと関連する遺伝子マーカーを探索するGWAS関連解析(Genome-Wide Association Study)にも対応する。 - ターゲットを絞った遺伝子解析にはPCR受託解析サービスを提供
PCR(polymerase chain reaction)はDNAを増幅するための技術。微量のDNAやRNAから目的の遺伝子を選択的に増幅できることから、SNPジェノタイピング解析や発現解析を行うことが可能。また、DNAの増幅をリアルタイムに定量できるリアルタイムPCR法により、ターゲットのSNPを迅速かつ安価に解析する。
- 個別化医療や予防医学の研究をサポート
シェアリングエコノミーマーケットプレイス「GenesisGaia」
遺伝情報のマーケットプレイス。遺伝情報を研究に活用したい医療・学術研究機関や製薬、食品関連などの企業と、遺伝情報を提供する個人の利害が一致した場合、遺伝情報の共有を可能にし、個人がポイントを受け取れるサービス。
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- 検索条件で絞り込み
性別や年齢、遺伝子多型、喫煙や飲酒の有無などの生活習慣、遺伝情報の提供者自身やその親族の既往歴など検索条件を設定することで、それらの条件に当てはまる人がどの都道府県に何人住んでいるかなどがわかる。検索条件の変更や追加によって、対象となるグループを絞り込むことが可能。
- 検索条件で絞り込み
経営者プロフィール
取締役会長 David Baran(創業者)
代表取締役 佐藤バラン伊里(創業者)
取締役CTO 宮原武尊
(同社Webサイト、同社Wantedlyおよび同社PR TIMES掲載情報を基に当社編集)