独自技術により、世界初、新鮮な生スピルリナの開発に成功!健康食品「タベルモ」を提供するバイオベンチャー
株式会社タベルモ
画像取得先: https://www.tavelmout.jp/
会社概要・事業内容
会社概要
「タンパク質ベンチャー」
バイオベンチャー企業群 “ちとせグループ”が2014年に全額出資して設立したバイオベンチャー企業。ちとせグループのバイオ技術の研究機関であるちとせ研究所から生まれたスピルリナを効率的に大量培養する技術により、無味無臭の生スピルリナを製品化。また、スピルリナをタンパク質源として様々な食品に活用するための独自技術を開発し、技術を利用した製品化ならびに販売を行っている。
当社は、ちとせグループが蓄積してきた生き物(微生物、藻、動物細胞など)を育種、培養する技術に加え、スピルリナを加工する技術を開発し、タンパク質が豊富で栄養価の高いスピルリナの特徴を最大限に活かした「生スピルリナ」という商品の開発にも成功している。培養においては、従来、藻類の培養で一般的なオープンポンド方式に加えて、新たに経済的かつ量産化可能な薄型パネル構造の閉鎖型PBR(Photo Bio Reactor:微細藻類を含む光合成を行う生物を培養する装置)を開発。本PBRにおけるタンパク質生産性は、大豆(※)の20倍程度を達成。
※大豆は、現行農業において最大のタンパク質生産性を誇る作物
「スピルリナ」とは
35億年前に誕生した藻の一種。マヤ文明時代から人々の貴重な栄養源の1つとして食されており食経験が長い。60種類以上の豊富な栄養素を持ち、タンパク質含有量が65%(乾燥重量ベース)と藻の中でも特に高いことが特徴。藻体を乾燥し、粉末や錠剤にして健康食品として食されることが多く、海外を中心に「スーパーフードの王様」として広く知られている。
事業内容
- たんぱく源としてのスピルリナの生産および販売
- 「タベルモ」の販売・普及促進・技術開発
プロダクト
健康食品「タベルモ」
世界初、新鮮な「生」スピルリナはタベルモだけ。
栄養を丸ごと届けたいという想いから、乾燥させたり添加物を加えることなく、生で新鮮なスピルリナを食品として届ける技術開発に着手。バイオベンチャー企業ちとせ研究所の藻類・微生物研究者が5年の研究開発を経て、世界で初めて、新鮮な「生」スピルリナを完成させた。
スピルリナは植物と同じように光をたくさん浴びることで成長するため、日照量と綺麗な水が豊富な土地である静岡県掛川市の専用施設で、栽培から製品化までの全てを行っている。ミネラルを豊富に含む地下水を使用、もちろん無添加・無農薬の食品である。生で食べられる品質で生産するために、雑菌が入らない栽培方法を5年間かけて開発。世界的にも厳しいと言われる日本の食品衛生法よりも、さらに厳しい商品基準をクリアーしている。
経営者プロフィール
代表取締役社長 佐々木俊弥 Ph.D.
1985年生まれ。
奈良先端科学技術大学院大学博士課程修了。
生物と環境への敬意を以て、持続的な社会を創りたいという信念を持ち、学生時代を通じてバイオロジーへの理解を深めるとともに、産業として成立させるあり方を模索する。博士課程在学中に、限られた土地や水から最も効率的に資源として藻類を活用した産業を創ることを志し、自身の信念とバイオベンチャー企業群であるちとせグループのビジョンとの親和性を強く感じたことから、グループに参画する。
生スピルリナの栽培技術の開発当初からチームを率い、タベルモ設立後は、ホテル、スパ、カフェ、スーパーマーケットなどと幅広く連携して生スピルリナの魅力を伝える取り組みを推進する傍ら、スピルリナのたんぱく源としての食品への応用技術開発にも注力し、スピルリナが人々の食生活に広く根付く世界をつくることに全力を注ぐ。
取締役会長 藤田朋宏 Ph.D.
1973年生まれ。
東京大学大学院農学生命科学研究科修了後、アクセンチュア株式会社を経て、2004年にちとせ研究所に入社。
千年後からからみて、現在の人類が取り組んでおくべきバイオ技術は何かという視点で、先端のバイオ技術を事業に変え社会に提供するための器として、2011年にバイオベンチャー企業群「ちとせグループ」を創立する。
様々なバイオ関連ベンチャー企業を設立し、育成してきた経験からタベルモの事業拡大を支える。
(同社Webサイトを基に当社編集)