統合失調症をはじめとする精神疾患領域で診断薬・治療薬の研究開発を行うバイオベンチャー。日米で特許取得
株式会社RESVO
画像取得先: http://resvo-inc.com/index.html
会社概要・事業内容
会社概要
2015年に創業した創薬研究を得意とするバイオベンチャー。
統合失調症をはじめとする精神疾患領域において、企業や大学と連携し、診断薬・治療薬の研究開発に取り組んでいる。
主に、免疫障害に由来する神経疾患の治療法を研究開発に強みを持つ。基礎から臨床までシームレスに創薬研究を行うことが可能。免疫障害性統合失調症/自閉症のバイオマーカー特許を国内で取得。
今後も疾患領域の枠を超え、医療機関、研究開発に取り組む企業と共に精神疾患の根本治療を目指し、開発を進めていく。
事業内容
- 精神疾患に関する研究開発事業
- ストレスに関する研究開発事業
- 上記領域における共同研究・受諾検査事業
精神疾患、及びストレスに関する研究開発事業
精神・神経疾患の診断・層別化血液マーカーとしてフリーライトチェーン(FLC)が有用であることを発見し、日米にて特許の取得を完了。現在はFLCに関連する開発だけでなく、本研究過程で発見された成果、精神疾患・ストレスに関する製品、サービスの開発を行っている。
製品情報
統合失調症の診断・層別化を目的とした血液検査キット
フリーライトチェーン(FLC)を利用し、免疫障害が原因と考えられる統合失調症を診断・層別化するための新たな血液検査キットを開発中。
統合失調症は、世界中で100人に一人が発症する疾患であると言われている。様々な発症原因のうちの一つに、免疫障害があることがわかってきたが、免疫障害性統合失調症の診断・層別化を客観的に行う方法が現在はない。
当社は「統合失調症のより効果的な治療による患者負担の軽減」を目指し、この検査手法を用いた適切な治療法の選択や新たな治療法の研究開発を可能とするために、1日でも早い実用化に向けた開発を進めている。
尿を使ったストレスチェックキット
従来のストレス物質測定ではなく、異なる複数の尿検査項目を組み合わせた独自のアルゴリズム解析により「ストレスによって潜在的な負荷を体がどれだけ受けているか?」を見える化する技術を開発している。
精神疾患の発症原因の多くはストレスが関係すると言われている。日本国内において、就労人口の減少にもかかわらず、従業員における精神疾患の発症者数は年々増加傾向にあり、深刻な問題となっている。「非侵襲」かつ「客観的な指標」による検査方法の提供により、従来のストレスチェックではできなかった潜在的な身体的負荷を見える化を可能とし、ストレスによる精神疾患発症予防に繋げたいと考えている。
抗Immunoglobulin κ light chain抗体(ポリクローナル抗体)
統合失調症の研究に使われるモデル動物研究用の抗体。
商品名:Anti-IgK
経営者プロフィール
代表取締役 小林宣文
自動車メーカー開発職、ITコンサルディング企業を経験。
RESVO創業メンバー。
取締役 開発統括 小島尚之
国内外で新薬及び医療機器の臨床開発業務を経験。主に薬事、臨床開発、開発企画を担当。2019年 CTOに就任。
取締役 研究統括 医学博士 大西 新
(国)放射線医学総合研究所を経て2016年 CTOとして参画。2018年1月 島根大学医学部 免疫精神神経学共同研究講座 特任教授に就任。数々の受賞歴を持つ。2019年 CSOに就任。
Research map
RESVO創業メンバー。
広報・マーケティング担当 杉本愛
医薬品企業にて、体外診断薬の顧客対応(学術)を経て現職。現在はフリーライターとしても活躍中。
RESVO創業メンバー。
(同社Webサイトおよび同社PR TIMES掲載情報を基に当社編集)