手軽にエッジコンピューティング型のシステムを構築・運用できるプラットフォームサービス「Actcast」の開発
Idein株式会社
画像取得先: https://idein.jp/
会社概要・事業内容
会社概要
近年進歩の著しいパターン認識や信号処理の技術をセンシングへ応用し、実世界のあらゆる事象をソフトウェアで扱えるようにする事を目指して2015年に設立された企業。
機械学習モデルの開発や応用アプリケーションの開発、推論の高速化等に取組んでいる。
高速化技術を用いて市販されている安価なコンピュータ上で学習済みモデルの推論を動かすことが可能。エッジで計算することで必要なときに必要なデータだけを取り出せるのでデータ通信、プライバシー、大規模データ処理の問題を気にせずセンシングを行える。
これらの技術で高度なセンシング技術を、より手軽に、より安価に利用出来るような未来を目指す。
また、一般家庭でも手軽にこれらの高度なセンシング技術が利用できるようにするための自社製品サービスの開発も行っている。
実世界の情報を扱うシステムの為のプラットフォームサービス「Actcast」の開発を進めており、2019年7月31日β版をリリース。「Actcast」とは、ソフトウェア技術を利用して実世界の情報を取得しWebと連携するIoTシステムを構築・運用する為のプラットフォームサービスで、セキュリティ、産業IoT、リテールマーケティングなど様々な分野での利用が可能。
2019年8月には、第三者割当増資により総額8.2億円の資金調達を実施。
プロダクト
「Actcast」
エッジコンピューティング型のシステムを構築する為には、従来サーバーで行っていた高負荷な計算を小型で安価なデバイス上で実行する技術や、多数のデバイスやデバイス上のソフトウェアを遠隔で管理運用する仕組みが課題となる。
「Actcast」はこれらの課題を解決し、手軽にエッジコンピューティング型のシステムを構築し運用する事ができるプラットフォームサービス。特に、安価なエッジデバイス上で深層学習モデルによる情報解析を高速動作させる技術を利用する事ができ、実世界の情報を扱うシステムを従来より非常に手軽に安価に構築する事が可能。セキュリティ、産業IoT、リテールマーケティングなどの幅広い領域で、様々なソリューション開発・ビジネスに活用可能。
経営者プロフィール
代表取締役・CEO 中村晃一
1984年生まれ。東京大学情報理工学系研究科コンピュータ科学専攻博士課程を退学しIdein株式会社を設立。大学では主に高性能計算の為の最適化コンパイラ技術を研究。
取締役/CTO 山田康之
1982年生まれ。大阪大学情報科学研究科システム専攻修士課程卒。大学では超解像技術の研究を行う。卒業後、大手電機メーカー、バイオインフォマティクス系ベンチャー、フリーランスを経て、Idein株式会社に参画。
(同社Webサイトおよび同社PR TIMES掲載情報を基に当社編集)