医療製薬農業などのライフサイエンス領域にAI技術を応用。画像解析プラットフォーム「IMACEL」を開発
エルピクセル株式会社
画像取得先: https://lpixel.net/
会社概要・事業内容
会社概要
医療製薬農業などのライフサイエンス研究領域の画像解析ソフトウェアシステムの研究開発に強みを持つ大学発ベンチャー企業。「先端技術」にこだわり、最高精度のソフトウェアにコミットする。新しい技術を積極的に取り入れ、研究の世界に革新を起こし続けることを目指す。
2014年3月に東京大学の研究室のメンバー3名でLPixel(エルピクセル株式会社)を設立し、2000年の研究室の発足当以来、生物学全般における画像解析技術を牽引してきた。ライフサイエンス領域の知識と、イメージングの技術の双方の領域に精通している研究者集団。ImPACT(内閣府)、CREST(JST)、戦略的基盤技術高度化支援事業(経済産業省)など3つの国家プロジェクトにも参画し、大学の研究室のような面も併せ持ち、自社開発テーマとして医療画像診断支援技術、ライフサイエンス研究者向け画像解析プラットフォーム「IMACEL」の開発などにも注力している。
医療製薬農業などのライフサイエンス領域に対して画像解析技術とりわけ人工知能技術を応用することで、高精度のソフトウエアを開発。現在、東京大学や国立がん研究センターをはじめ複数の医療機関と連携し、人工知能を活用した医療画像診断支援の研究開発を進めている。
事業内容
- 研究及び研究者支援事業
- インターネット関連事業
- ソフトウェアの企画,研究,設計,開発製造及び販売
- 前各号に付帯又は関連する一切の事業
ライフサイエンス研究者向け画像解析プラットフォーム「IMACEL」の開発、自社開発テーマとして医療画像診断支援技術「EIRL」の開発に力を入れている。
IMACEL(イマセル)
人工知能を活用したライフサイエンス研究者向け画像解析プラットフォーム。一部の画像処理や解析を人工知能がサポートすることで、解析スピードを大幅に加速させることが可能となるサービスであり、IMACELを「研究アシスタント」として使うような新しい体験を生み出す。
画像解析に関する高度な知識がなくとも、独自の人工知能アルゴリズムを採用することで膨大な画像の解析処理を瞬時に行うことが可能。研究者が研究に没頭できる環境をつくり、研究が1日でも1秒でも加速できるように新しい機能や体験を生みだしていく。
EIRL(エイル)
CT、MRI、病理画像などの医療画像を中心に多様な医療ビックデータを活用し、独自の人工知能を活用した医療画像診断支援技術を研究開発している。医療機器としての承認をめざし、高効率で高精度な医療診断支援技術の普及を進める。
経営者プロフィール
CEO & Founder 島原佑基
東京大学大学院修士(生命科学)。大学ではMITで行われる合成生物学の大会iGEMに出場(銅賞)。研究テーマは人工光合成、のちに細胞小器官の画像解析とシミュレーション。グリー株式会社に入社し、事業戦略本部、のちに人事戦略部門に従事。他IT企業では海外事業開発部にて欧米アジアの各社との業務提携契約等を推進。2014年3月に研究室のメンバー3名でエルピクセル株式会社創業。”始動 Next Innovator 2015(経済産業省)”シリコンバレー派遣選抜。”Forbes 30 Under 30 Asia(2017)”Healthcare & Science部門のTopに選ばれる。
AWARD:iGEM 銅賞
INTERVIEW:「画像診断」で医療現場に革新を与えるエルピクセルの野望(Forbes Japan)」
CTO 朽名夏麿
東京大学大学院新領域創成科学研究科 博士課程修了。博士(生命科学)。現在、同研究科 特任准教授。平成13年度未踏ソフトウェア創造事業(IPA)に課題「物理化学を駆使した半経験的汎用細胞シミュレーション環境の開発」で採択。平成14年から平成25年まで世界コンピュータ将棋選手権にチーム「大槻将棋」として連続出場(最高第2位)。平成19年 日本植物学会 若手奨励賞。平成20年 第8回バイオビジネスコンペJAPAN 審査員特別賞。
AWARD:世界コンピュータ将棋選手権 第2位、平成19年 日本植物学会 若手奨励賞
INTERVIEW:「科学研究の現場に画像解析人工知能技術を提供していくために」
(同社Webサイト、同社Wantedlyおよび同社PR TIMES掲載情報を基に当社編集)