国内初、屋外通信タワーシェアリング事業に参入した、通信インフラシェアリングのリーディングカンパニー
株式会社JTOWER
画像取得先: https://www.jtower.co.jp/
会社概要・事業内容
会社概要
2012年6月に設立された通信インフラシェアリングのリーディングカンパニー。
移動通信事業者に向けて主にビル内の携帯電話等設備のシェアリングサービスを提供している。
建物内において通信事業者各社が共用可能な屋内通信設備を構築・運用する「屋内通信インフラシェアリング」事業を主軸とし、屋上事業や海外事業にその事業領域を拡大。
これらの事業を通じて、一貫して通信インフラ全体の効率化を図り、国内外を問わず、通信事業者、不動産事業者、携帯ユーザー等の全てのステークホルダーに価値を提供する”社会的意義”を重視して事業を推進してきた。
2017年7月には、携帯基地局やIoT設備等(基地局設備等)の設置用に貸し出し可能な建物屋上および送電鉄塔の情報を掲載する地図ベースのシステム「SITE LOCATOR」を、各携帯電話事業者向けに提供開始。送電鉄塔の利用価値を高め、より多くの携帯電話事業者が送電鉄塔を利用するための国内初めてのサービスとなった。
「SITE LOCATOR」は2019年1月には、建物屋上情報が5,000件を突破。2017年7月より提供を受けている東京電力パワーグリッド株式会社の送電鉄塔情報約45,000基分と合わせ、合計で50,000件を超える登録物件数となった。
2018年6月には、「J-Startup企業」に選定。
2018年10月、国内初の屋外通信タワーシェアリング事業に参入することを発表。
通信インフラにおけるグローバルな潮流は「競争領域」から「協調領域」にシフトしており、海外におけるタワーシェアリングは急速に普及しているにもかかわらず、日本は未だ当該領域が普及していない稀有な市場となっている。また、携帯業界における新規事業者参入や2019年以降の5G導入を控え、基地局増加のニーズが高まるなど、国内通信インフラ業界は大きな転機を迎える。このような急増が見込まれる需要に応えるため、新たに屋外通信タワーシェアリング事業に参入し、各通信事業者やIoT事業者等の効率的なインフラ構築に資するプラットフォームの創造を目指す。
これに伴い、共用通信設備開発費やタワー建設費用などの必要な成長資金の確保を目的として、INCJや既存株主を引受先として上限総額40億円の第三者割当増資を実施。
屋外通信タワーシェアリング事業の進捗にあわせ、NTTや株式会社ナビックなど、通信事業者を含めた様々な企業との事業連携及び資本提携を進めている。
2019年4月には、携帯通信のインフラシェアリング・ソリューションの導入実績が国内で累計100件(総延床面積:約500万㎡)を達成。
導入件数は直近1年間で2倍超となっており、日本全国様々な大型建物で携帯通信環境整備を進行中。また、今後導入を予定している物件も、大手デベロッパーをはじめとして順調に増えている。
事業内容
- 情報通信インフラの設計構築
- 通信関連ソリューションの設計開発
- 情報通信サービスの提供
屋内携帯インフラシェアリング(国内・海外)
携帯事業者各社が共用可能な屋内通信設備を構築・運用する「携帯インフラシェアリング・ソリューション」を展開しており、屋内携帯通信環境整備にかかる設備投資・運用費用の低減、スペースの有効利用、消費電力の削減、窓口の一本化等の価値を不動産事業者や携帯事業者に提供している。
2017年7月には、ベトナムにおいて同じ事業を展開する現地企業を連結子会社化し、海外展開も進めている。
屋上活用ソリューション
上記の携帯インフラシェアリング・ソリューションに加え、不動産オーナーにおける“屋上収益化ニーズ”および通信・放送関連事業者等における携帯基地局やIoT設備、放送関連設備等の“建物屋上への設備設置ニーズ”に応える「屋上活用ソリューション」も展開(不動産オーナー向け屋上活用プログラム)。特に来たる5Gの時代においては、多くの携帯基地局を新たに設置する必要があると見込まれており、通信分野の知見を活かした当社の屋上活用ソリューションは当該基地局設置を支援する。
提供サービス
「SITE LOCATOR」
携帯基地局やIoT設備等(基地局設備等)の設置用に貸し出し可能な建物屋上および送電鉄塔の情報を掲載する地図ベースのシステム。
不動産オーナーが基地局設備等の設置により屋上スペースの有効活用を目的として提供する建物屋上情報と、電力会社が同設備の設置により送電鉄塔の有効利用を促進することを目的として提供する送電鉄塔情報を掲載。携帯電話事業者等は、「SITE LOCATOR」を閲覧することで、基地局設備等の設置場所を容易に探索・選定することが可能となる。
経営者プロフィール
代表取締役社長 田中敦史
ゴールドマンサックス証券入社後、通信インターネット業界の証券アナリストを務め、通信事業者やインターネット関連企業の上場やM&Aなど多くの通信業界における案件に携わる。1999年にイーアクセス株式会社の創業に参画。経営企画から営業管理業務まで幅広く担当。財務関係では、各種資金調達やM&A案件等をとりまとめ、同社にて常務執行役員経営企画本部長を務める。2005年にはイーモバイル株式会社の立ち上げに伴い約4,000億円の事業資金を調達し、CFO、および経営企画本部長を務める。2012年6月イーアクセス株式会社を退社。株式会社JTOWERを設立。
(同社Webサイトおよび同社PR TIMES掲載情報を基に当社編集)