自社開発AI、質問応答システム「QA ENGINE」が全米クイズエキスパートに圧勝!自然言語処理のエンジニア集団
株式会社Studio Ousia
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会社概要・事業内容
会社概要
「テキストから自律的に学習できる”賢い”コンピュータを実現する」をミッションに、自然言語処理の技術開発と実用化に取り組むエンジニア集団。世界最先端の知見を活かした高品質なソフトウェアを提供する。
2017年12月には、ニューラルネットワークやAIに関する世界最高峰の国際会議NIPS(The Neural Information Processing Systems, 米国カリフォルニア州で12/4-9に開催)で行われた質問応答に関するコンペティション「Human-Computer QA Competition」で、当社AI(質問応答システム「QA ENGINE」)と全米クイズチャンピオンを含むクイズエキスパート6人組とが対戦を行い、大差(465対200)で勝利。
読売新聞をはじめ、各種メディアに取り上げられた。
「QA ENGINE」は、セブン銀行や三重銀行、株式会社JR東日本情報システムの駅案内AIサイネージのチャットボットに採用されている。
2018年6月には、経済産業省が推進するスタートアップ企業の育成支援プログラム「J-Startup」の特待生として選定。
2018年3月、新日本有限責任監査法人が企画する“EY Innovative Startup 2018”のAI部門に選出。
2018年2月には、LINE株式会社が提供する各種法人向けサービスの販売・開発のパートナープログラム「LINE Biz-Solutions Partner Program」の「LINE Biz Account」部門において「Technology Partner」に認定。
また、学術機関と連携し、自然言語処理の領域における研究開発を推進。研究成果は、複数の著名な国際会議やジャーナルに採択されているほか、複数の世界的なコンペティションにおいて、四回の優勝、一回の準優勝をするなどの成果を残す。また、これらの成果は、当社製品の実装に使用されている。
Vision
「テキストから自律的に学習できる”賢い”コンピュータを実現する」
機械学習やニューラルネットワークの技術の発展によって、自然言語処理の手法はかつてない速度で進化を続けている。しかし、現状の手法は、基本的にタスクに対して固有にデザインされた学習データが必要なものが多く、機械が人間のようにテキストを読んで自律的に学習するようなことはほぼ実現されていない。
こうした機械による自律的な学習の実現には、テキストを機械が読めるように構造化する方法や、機械がテキストを直接読めるようにする方法の開発が必要である。また、知識は、様々な言語で書かれており、これらの壁を越えて、知識を統合的に扱う方法も重要になってくる。Wikipediaのような大規模な知識ベースや、ウェブに大量に存在するテキストには、世界に存在するあらゆる知識が記述されており、機械がテキストから自律的に学習できれば、従来解けなかった様々な問題を解くことができるようになると考えられる。
当社では、このような領域における、自然言語処理による新しい可能性を追求し、技術開発及び迅速な実用化を積極的に推進していく。
主要プロダクト
世界最先端の人工知能による質問応答システム「QA ENGINE」
人工知能の国際クイズコンペティションで連続優勝、人間のクイズ王チームにも勝利した高精度な質問応答のAPI。カスタマーサポートやチャットボット、社内ヘルプデスクの効率化に誰でも簡単に導入できる、人工知能を使った高性能な質問応答システム。
世界最高水準のキーワード抽出エンジン「Semantic Kernel」
エンティティリンキングエンジンをベースにした、キーワード抽出API。日本語と英語の使用が可能。自然言語処理のグローバルなコンペティションで2回優勝したエンティティリンキングエンジンであり、顧客ターゲティングやレコメンデーション、キュレーション、ビッグデータなどの領域で非構造データの解析に活用可能。
経営者プロフィール
Co-founder,CEO 渡邉安弘
日本合同ファイナンス(現 JAFCO)、アイエヌジー生命保険の後、インキュベイトキャピタルパートナーズ設立、株式会社ファンコミュニケーションズ、株式会社コマース21、株式会社エー・アイ・ピー等に出資。2007年にStudio Ousiaを設立。
Co-founder,CTO/Ph.D. 山田 育矢
中学の頃からエンジニアとして活動。高校時に国際コンテストThinkQuestにて、銀賞を受賞。大学入学時に、株式会社ニューロンを起業し、P2P通信の基盤技術を開発。同社を株式会社フラクタリストに売却し、取締役に就任。同社を退社後、株式会社Studio Ousiaを設立。
(同社Webサイト、同社Wantedlyおよび同社PR TIMES掲載情報を基に当社編集)