TELEXISTENCE(遠隔存在)-空間を超える遠隔操作ロボット、量産型プロトタイプ「MODELH」を開発
Telexistence株式会社
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会社概要・事業内容
会社概要
2017年設立の東京大学・慶應義塾大学発スタートアップ企業。テレイグジスタンス®(遠隔存在)技術、ロボティクス、通信、VR、触覚、AIなどさまざまなテクノロジーを駆使し、人間生活を物理の制約から、企業活動を収益の平均回帰性から解き放つ「自由の翼」、遠隔制御ロボットの開発を行っている。
テレイグジスタンス(TELEXISTENCE/遠隔存在)とは、TXincの創業者の一人でTX会長でもある東京大学名誉教授舘暲氏が1980年に世界で初めて提唱した、人間が、自分自身が現存する場所とは異なった場所に実質的に存在し、その場所で自在に行動するという人間の存在拡張の概念であり、また、それを可能とするための技術体系。当社はこの技術の産業化を実現し、個人、企業、社会の生産性を飛躍的に向上させることをミッションとしている。
ロボティクス、VR、触覚の最先端の研究者であるCharith Frenando、300milを超えるシリコンバレーのグロースキャピタルファンドの創設メンバーとしてSnapchat/Tanium/Uberへの投資を経験した富岡 仁、SONYやVR向けヘッドマウントディスプレイのスタートアップにて多くの製品化を経験した佐野 元紀、テレイグジスタンスの概念を提唱する東京大学名誉教授 舘 暲を中心に、強力な経営陣をチームアップ。
2018年8月には、国立研究開発法人科学技術振興機構、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構主催、大学発ベンチャー表彰2018においてアーリーエッジ賞を受賞。
事業内容
テレイグジスタンス技術を活用したロボティクスとクラウド・データ解析サービスの開発・販売。
Telexistence、VR、通信、クラウド、触覚伝送技術を活用した空間を超える遠隔操作ロボット、量産型プロトタイプ「MODELH」を開発。
今後の商業化を見据え、「ModelH」は、製品化前提に使いやすさ、耐久性の向上、起動使用開始時間の短縮、デザインの洗練、独自クラウドインフラ、移動体通信インターネット対応を実現した。
「Telexistence (テレイグジスタンス®)技術」とは
テレイグジスタンス®とは、遠隔のロボットを自分の分身として利用し人間を時空の制約から開放しようとする概念。1980年に世界で初めて東京大学名誉教授の舘暲博士によって提唱された。遠隔に置かれたロボットのセンサ情報をオペレーターが受けながら、ロボットを制御することにより、遠隔におけるタスクを実行するマスター・スレーブ型のロボットシステムの発展形式。人間型ロボットメカニズム、制御、視覚、聴覚、触覚のセンシング、人間の運動計測、人間への視覚、聴覚、触覚提示、データ伝送など、ロボット工学、バーチャルリアリティ、通信、ヒューマンインタフェース、認知心理学など多岐にわたる知識、技術、ノウハウが基となっている。
経営者プロフィール
代表取締役/最高経営責任者 富岡仁
共同創業者/ Chief Product Officer 佐野元紀
東京大学 情報理工学系研究科にて修士修了後、2011年ソニー入社。業務用カメラの開発を行う。映像処理ASIC/FPGAの開発といった半導体論理回路設計、電気設計、放送向け映像伝送クラウドシステムの開発と、多くのレイヤーの技術開発を担当。2016年よりFOVEにて、VRヘッドマウント・ディスプレイの製品化にTechnical Directorとして従事。2017年に東京大学 名誉教授 舘博士らの研究するテレイグジスタンス技術の事業化を目指すTelexistence社を共同創業。CPOとして開発を牽引する。
代表取締役/最高技術責任者 Charith Fernand(チャリス・フェルナンド)
(同社Webサイト・同社Wantedly・同社PR TIMES掲載情報を基に当社編集)