植物と光|世界初!光でおいしさが変わる植物育成用LED照明「VegeLEDS」を開発した山口大学発ベンチャー
株式会社アグリライト研究所
画像取得先: https://www.agri-light-lab.co.jp/
会社概要・事業内容
会社概要
山口大学農学部 山本晴彦研究所より、独立行政法人 科学技術振興機構の「独創的シーズ展開事業 大学発ベンチャー創出推進事業」で開発された技術利用をベースとして、2011年12月に創業した山口大学発ベンチャー。
「植物と光の関係性」を解き明かし、農業に光を当てる技術開発と普及を推進。光害阻止技術や植物工場にも利用できる栽培環境ソリューションの構築を推進。
作物の育成条件+照明条件での「栽培条件比較試験」の提供や、「光害阻止LED照明」、美味しさ・成分が変わるオリジナル植物育成用LED照明「VegeLEDS(ベジレッズ)」の開発などを行っている。
受賞歴
- 2012年11月 「第10回光都ビジネスコンペ in 姫路」最優秀賞
- 2015年3月 「第回6山口県産業技術振興奨励賞」山口県産業技術センター理事長賞
- 2018年9月 「第2回マリンテックグランプリ」企業賞
事業内容
【研究事業】
専門学術領域「農業気象学」を礎とした植物と光に関する研究
- 光害対策(農作物「光害」事例集)
光害阻止技術の応用研究≪高照度・作物種別≫
(夜間照明による農作物の品質・収量への影響をなくす照明技術) - 植物工場にも関連する研究
植物育成用照明開発や特定成分向上等に対する栽培環境構築応用研究
植物工場の作業環境を、福祉事業や高齢者活躍環境への展開を目指す実証研究 - 植物評価手法の応用研究
- 植物生育環境(専門「農業気象学」・農学作法による)診断手法の実用化研究
ドローン取得画像やセンサーによる温度などの取得データと、実際の植物の状態を把握し、相関式構築などデータの意味づけまで行う - 薬草を主として対象とした、目的成分が得られる栽培環境構築
- 薬草を主として対象とした、目的収穫重量に至るまでの栽培日数短縮への栽培環境構築
- 植物の苗生育段階へ栽培環境工夫により、目的(収量・草勢・病害耐性など)を適える研究
- アマモ苗の姿(根張りなど)をコントロールする栽培環境構築
【受託研究・共同研究・コンサルタント】
植物と光の関係性に関連した内容解決など(上記社内研究テーマも含む)
- 光害対策へ向けて、夜間照明と農作物に対する的確な影響診断
- 植物工場などの、光環境を要する生育環境の評価、光環境構築業務
- 植物工場などの、生育環境提案、栽培レシピ構築、チューニング技術提案
- 植物(葉物・花・根菜)の目的に応じた栽培環境構築手法の研究
- 論文などの文献を読み込み要望される情報を集約する業務
【栽培・分析受託】
指定光源やお持込の開発照明と植物に対する影響評価など(農学的手法を用いて、学術の側面からデータを提示する)
自社栽培設備の他、共同研究先でもある山口大学の人工気象器や遺伝子解析装置、植物工場を活用しての実施も可能
【販売】
山口大学シーズ、自社研究成果(学会発表や特許出願も年々続けております)を主とした製品の販売など。
- 光害阻止技術は、照明メーカーさまと応用研究と商品開発が進められ、その光らせ方技術が照明メーカー商品に組み込まれ市販されている
- 植物栽培用LED照明(+栽培環境構築アドバイス)
【測定系立上げ】
植物を対象とした測定手法の研究開発
- 植物の従来の測定系データも取得し有用性確認~プログラム構築による表示機構構築
主な提供サービス
「光害阻止LED照明」
山口大学の研究成果である光害阻止技術を、LED照明器具へ搭載できる要件にあわせ、農学研究を実施。人には快適に感じ、農作物の生育に影響のない「光らせ方」を共同開発。当社の光害阻止技術(特許取得済み)搭載のLED照明灯具は、2015 年より発売開始。
人工光型植物工場栽培用LED照明ユニット「VegeLEDS(ベジレッズ)」
植物が太陽光環境下で育成するように備わった感受性を活かせるよう設計。周年安定生産、ランニングコスト削減、作業環境、美味しさのコントロール、全てを兼ね備えた照明。“光だけで植物工場野菜のおいしさが変わる”を実現する世界初の着眼点で商品化を実現。
経営者プロフィール
代表取締役 園山芳充
元・山口大学/農学部/学術研究員(8年度間)
取締役/技術・研究担当 岩谷潔
山口大学/農学部/学術研究員 兼任 博士(農学)
(同社Webサイトを基に当社編集)