農業×衛星データ|宇宙ビッグデータを使った独自の土地評価サービスを提供するJAXA認定の宇宙ベンチャー
株式会社天地人
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会社概要・事業内容
会社概要
宇宙ビッグデータを使った独自の土地評価サービスを提供する宇宙ベンチャー。
2018年11月に開催された宇宙ビジネスアイデアコンテスト「S-Booster 2018」を起点に法人化。当社は、宇宙航空研究開発機構 JAXAの知的財産やJAXAの業務で得た知見を利用して事業をおこなう「JAXAベンチャー」として認定されており、JAXA職員と農業IoT分野に知見のある開発者が設立。
「衛星データ」に着目し、農業分野における課題解決に取り組む。
独自開発の「土地評価エンジン」で解析することで、宇宙ビッグデータのメリットを最大限活用。「衛星データ×農業」で新しい土地評価にチャレンジし、これまで休耕地・耕作放棄地とされていた土地に対し新たな価値を見出すことで地域活力の創造を目指す。
2019年7月には、内閣府の「宇宙利用モデル実証プロジェクト」にて、ゼスプリフレッシュプロデュースジャパンと共同参加の「衛星データで地域活力を創造する ~キウイフルーツ ポテンシャル名産地発掘プロジェクト~」が採択された。
提供サービス
「土地評価エンジン」
農業などの一次産業だけでなく、不動産、エネルギー、流通、旅行など幅広い分野で、客観的なデータに基づくスピーディな意思決定をサポートする。
特許出願済みの独自技術(特願2019-156939 土地適性評価装置、土地適性評価方法、及びプログラム)。
プロジェクト
ポテンシャル名産地 発掘プロジェクト
当社の「土地評価エンジン」では作物に応じて最適な土地を検索することが可能。
衛星から得られる降雨や地表面温度などの気象情報と、地形の3Dマップに代表される地形情報を複合的に分析し、作物をより美味しく育て、より収量も見込める場所(ポテンシャル名産地)を発掘するプロジェクト。
採択・受賞歴
- 2019年9月 米国Microsoft社提供の『Microsoft for Startups』に採択
- 2019年7月 内閣府「宇宙利用モデル実証プロジェクト」に採択
- 2018年11月 「S-Booster2018最終選考」で審査員特別賞を含むトリプル受賞
経営者プロフィール
代表取締役/創業者 桜庭康人
多様な人的ネットワークと、マインドスコープ株式会社、株式会社センスプラウト等の設立・事業拡大を通じて身につけた豊富な新規事業開発の経験を活かし、株式会社天地人の代表取締役を務める。農業IoTセンサーの開発経験もあり、ハードウェアからソフトウェアまでその知識は幅広く、天地人サービスをビジネス視点でデザインする。
取締役/創業者 百束泰俊
JAXA主任研究開発員。GPM主衛星、いぶき2号衛星の全開発工程を経験。大規模システムのプロジェクトマネジメントとシステムズエンジニアリングを得意とする一方で、発明やビジネスアイデアを次々と生み出すデザイン思考型のエンジニア。株式会社天地人の設立メンバー。
技術アドバイザー/創業者 繁田亮
元マイクロソフトプログラムマネージャー、現在、東京大学特任研究員。巧みなプログラミング技術と高度なフィールドワーク能力を融合させ、現場の課題を的確におさえた農業IoT技術研究を進める。S Booster2018では代表を務め、天地人ビジネスアイデアの礎を築く。株式会社天地人の設立メンバー。
リードソフトウェアエンジニア/創業者 高山泰一
衛星やドローンによるリモートセンシング画像の解析・分析が専門。現在は、東京大学空間情報科学研究センター研究員、および米国シリコンバレーのスタートアップに所属。三菱総合研究所で長年培った経験を生かしつつ、天地人サービスの開発を進める。株式会社天地人の設立メンバー。
(同社Webサイトおよび同社PR TIMES掲載情報を基に当社編集)