機械のチカラ加減を操る力触覚技術リアルハプティクス搭載ICチップ｢AbcCore｣を開発｡慶応義塾大発ベンチャー

会社概要

力触覚技術「リアルハプティクス*」を搭載したICチップ「AbcCore」を開発する慶應義塾大学発ベンチャー。「AbcCore」導入のための共同研究開発・コンサルティングを行うソリューション事業、「AbcCore」の販売を行うキーデバイス事業、リアルハプティクスの特許のライセンス事業を軸に事業展開。
機械のやさしいチカラが未来の社会を豊かにすることを信じ、力触覚技術「リアルハプティクス」の社会実装・普及促進を目指す。

「リアルハプティクス」は、硬い位置制御と柔らかい力制御を両立可能であり、機械やロボットにチカラ加減を持たせることができる優れた制御技術。
「AbcCore」は、慶應義塾大学で生まれた力触覚技術「リアルハプティクス」を搭載したICチップで、機械のチカラ加減を簡単に操れるようにしたもの。力センサや特殊なモーターなどを必要とせず、力加減や力触覚伝送の制御を実現する点に大きな技術的優位性をもっている。
現在50以上のリアルハプティクスの製品実装に向けた共同研究開発プロジェクトを、一部上場企業を含む様々な業種の企業と実施。すでに一部の企業においては、最終製品への「AbcCore」の実装・販売が開始されている。

*「リアルハプティクス」はモーションリブ株式会社の登録商標

事業内容

リアルハプティクスに関する下記事業

• ソリューション事業
  リアルハプティクス技術を導入検討される企業に対して、現状課題のヒアリングおよびその解決へ向けた技術応用を提案。またプロトタイプ設計開発の支援を通じて、担当者への技術トレーニングを行うと同時に、キーデバイス仕様を決定する。
• キーデバイス事業
  リアルハプティクスのコアアルゴリズムを搭載したキーデバイス「AbcCore」を提供。「AbcCore」を利用することで、難しいモーター制御アルゴリズムを実装することなく、開発者はアプリケーションの設計開発に集中できる。
• ライセンス事業
  提供する技術の機能を持続的に成長することに責任を持ち、知的財産権の共有および管理を司る。研究成果の提供を効果的に行うための効率的な知的財産の運用を行う。

プロダクト

力触覚ICチップ「AbcCore」
機械のやさしいチカラをつくり出しているのは、「AbcCore」と呼ばれるICチップ。「AbcCore」はモータにかかる負荷力から、触れているものの反発力(感触)を推定し算出するため、力センサ/トルクセンサの設置が必要ないシンプルな実装を実現。そして、対象物に合わせた最適な位置・速度・力を生み出す。

沿革

2016年4月　合同会社運動設計研究所を設立
2017年4月　モーションリブ株式会社に組織変更

代表取締役CEO　溝口貴弘

（同社Webサイトおよび同社PR TIMES掲載情報を基に当社編集）