日本初のIoT型胎児モニターを核としたクラウド型周産期遠隔医療で、安心安全な妊娠・出産環境の実現をめざす!
メロディ・インターナショナル株式会社
画像取得先: https://melody.international/
会社概要・事業内容
会社概要
「世界中のお母さんに、安心・安全な出産を」をスローガンに、IoT型胎児モニターを核としたクラウド型の周産期遠隔医療プラットフォームの普及により、安心・安全な妊娠・出産環境の実現を目指す香川大学発ベンチャー。
現在世界標準となっている分娩監視装置の基本原理の発明者(1974年)である、香川大学瀬戸内圏研究センターの原量宏特任教授(当時:東京大学産婦人科)と、香川大学 瀬戸内圏研究センターの竹内康人客員教授(当時:横河ヒューレットパッカード)の2名が就任。大学の優れた技術のイノベーション及びビジネス化に取り組んでいる。
日本初のIoT型胎児モニター「分娩監視装置iCTG」と周産期遠隔医療プラットフォーム「Melody i」サービスを開発・提供。
「分娩監視装置iCTG」は、2018年5月にクラスⅡの医療機器認証を取得し、「Melody i」プラットフォームと併せて2019年1月より販売を開始。医師・医療機関に信頼されるサービスとして定着を計るため、産婦人科および遠隔医療関連の学会や、ヘルスケア関連の展示会に積極的に出展し、販売を拡大している。医療機関へは、離島やへき地などの「産科過疎地域」のクリニックや、地域連携の核となる病院と連携先のクリニック、そして都心部のいわゆるブランド病院と言われる医療機関にて導入が進んでいる。
また、海外先進諸国へ普及をするための海外医療機器認証取得に着手。併せて東南アジア諸国やアフリカ諸国など、医師不足や医療の偏在で妊婦がより過酷な環境におかれている発展途上国にサービスを届けるための、発展途上国モデルの開発を進めている。
事業内容
- 遠隔医療サービスにかかるプラットフォームと医療機器の製造、開発および販売
提供サービス
国内初のIoT型胎児モニター「分娩監視装置iCTG」
胎児の心拍と妊婦さんのお腹の張りを、病院や自宅などで測ることが出来るデバイス。妊婦のお腹にセンサーをあて計測すると、Bluetooth接続でスマートフォンやタブレットのアプリケーション内に結果が表示され、医師が診断に活用することができる。
周産期遠隔医療プラットフォーム「Melody i(メロディ・アイ)」
妊婦が計測した結果をかかりつけ医師に送信でき、遠隔で医師から受診推奨などアドバイスを得ることができるコミュニケーションプラットフォーム。妊婦と医師との連携だけでなく、クリニックからNICUのある中核病院へのデータ連携も行うことも可能。
「分娩監視装置iCTG」&「Melodyi」の活用により、遠隔で胎児の健康状態をモニターできて、分娩のタイミングなどを予測することが可能となり、国内外の妊婦がより安心・安全に出産できる環境を提供できる。
訪問助産など、自宅にいながらの計測と遠隔での医師の診断を合わせることで、通院や入院などの負担を軽減することが可能。また、受診前の計測により、胎児の異常を早い段階で発見でき、胎児死亡などの予期せぬ事態を軽減できる可能性が高まる。
さらには救急搬送時に、今まで取れなかった胎児のバイタルデータ(第5のバイタル)を搬送先とのデータ連係することにより、「救える命を確実にこの世に」迎えるサポートが可能となる。
採択・受賞歴
- 2015年8月 香川県「成長のエンジンとなる分野創業支援補助金」採択
- 2015年12月 「NEDO TCP」にてファイナリスト「i Hub賞」受賞
- 2016年2月 日本政策金融公庫「資本性ローン(国民生活事業)」採択
- 2016年2月 「STARTUP JAPAN TOUR IN 愛媛」にて「サムライ賞」受賞
- 2016年11月 総務省「ICTイノベーション創出チャレンジプログラム(I-Challenge ! )」採択(2年間)
- 2017年2月 四国経済産業局「異分野連携新事業分野開拓計画『新連携』」認定
- 2017年4月 JICA草の根技術協力事業(地域活性化特別枠) 遠隔医療支援プロジェクト実行委員会が採択
- 2017年6月 四国経済産業局「商業・サービス競争力強化連携支援事業」採択
- 2017年7月 経済産業省「飛びだせ Japan! 世界の成長マーケットへの展開支援補助金」採択
- 2018年5月 「第50回 世界情報社会・電気通信日のつどい」奨励賞受賞
- 2018年6月 香川大学「香川大学発ベンチャー」認定
- 2018年8月 「NTTデータ・グローバル・オープンイノベーション・コンテスト」SDGs賞受賞
- 2018年11月 「平成30年異能vationプログラム~異能ジェネレーションアワード」協賛企業特別賞(NTTデータ)受賞
- 2019年6月 四国総合通信局長表彰受賞(尾形優子)
- 2019年6月 「Baby Tech Award Japan 2019」妊娠部門大賞受賞
沿革
- 2015年7月 メロディ・インターナショナル株式会社 設立
- 2015年9月 資本金を800万円に増資
- 2015年9月 ジュネーブのITU(国際電気通信連合)ITU-Dのe-Healthにて取組事例(総務省)発表
- 2016年4月 G7情報通信大臣会合「母子健康管理プラットフォーム『Melody i』コンセプトを展示
- 2016年5月 医療機器製造業 登録
- 2016年5月 資本金を900万円に増資
- 2017年1月 資本金を2,300万円に増資
- 2017年2月 第三者割当増資により18,333,150円を調達し、資本金を32,166,850円に増資
- 2017年2月 JICA草の根事業(香川県)にて「プチCTG」4台をタイのチェンマイ地域地方病院に納入
- 2017年2月 第二種医療機器製造販売業許可 取得
- 2017年9月 プライバシーマーク取得(登録番号 第27000181(1)号)
- 2017年12月 高度管理医療機器等販売業・貸与業許可 取得
- 2018年2月 普通株式1350万円を発行し、資本金を38,916,850円に増資
- 2018年3月 第三者割当増資により34,300,000円を調達し、資本金を56,066,850円に増資
- 2018年5月 第三者割当増資により7,000,000円を調達し、資本金を59,566,850円に増資
- 2018年5月 「分娩監視装置 iCTG」が指定管理医療機器製造販売認証を取得(認証番号第230AFBZX00024000号)
- 2019年1月 普通株式1500万円を発行し、資本金67,066,850円に増資
- 2019年3月 第三者割当増資により30,000,000円を調達し、資本金を82,066,850円に増資
- 2019年5月 第三者割当増資により50,000,000円を調達し、資本金を107,066,850円に増資
経営者プロフィール
Founder & CEO 尾形優子
生涯において2度目の創業。1度目は日本初の産婦人科電子カルテの事業化に成功。Japan Venture Awards 2009 中小企業長官表彰を受賞。インターネットと医療ICTの創世紀からの経験を生かし、妊婦さんと赤ちゃんの安心・安全のための周産期遠隔医療プラットフォームの構築とビジネス化を目指す。
(同社Webサイトおよび同社PR TIMES掲載情報を基に当社編集)