世界初!ユーグレナの食用屋外大量培養技術の確立に成功。ヘルスケア事業から国産バイオ燃料生産の研究まで
株式会社ユーグレナ
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会社概要・事業内容
会社概要
2005年に世界で初めて石垣島で微細藻類ユーグレナ(和名:ミドリムシ)の食用屋外大量培養技術の確立に成功。石垣島で生産した微細藻類ユーグレナ・クロレラなどを活用して、ヘルスケア事業、エネルギー・環境事業を展開している東京大学発ベンチャー。
機能性食品、化粧品等の開発・販売を行うほか、バイオ燃料の生産に向けた研究を行う。
2012 年12月東証マザーズに上場。2014年12 に東証一部市場変更。経営理念は「人と地球を健康にする」。
事業内容
- ユーグレナ等の微細藻類の研究開発、生産
- ユーグレナ等の微細藻類の食品、化粧品の製造、販売
- ユーグレナ等の微細藻類のバイオ燃料技術開発、環境関連技術開発
- バイオテクノロジー関連ビジネスの事業開発、投資等
ミドリムシ(微細藻類ユーグレナ)とは
植物と動物の両方の特徴を持ち、ビタミン類やミネラルなど豊富な種類の栄養素をバランス良く含む藻の一種。野菜や魚などに含まれるビタミン、ミネラル、アミノ酸、DHA、EPAなど59種類もの栄養素を持っている。また、特有の成分として、β‑1,3‑グルカンの高分子体である天然物質「パラミロン」を持っている。「パラミロン」は難消化性で、吸収されずに排出されるほか、様々な働きをする可能性が示唆されており機能性食材としての活用が期待されている。
2005年に株式会社ユーグレナが世界で初めて食用屋外大量培養に成功した。
事業展開
人と地球を健康にする3つの事業分野にて事業展開している。
ヘルスケア事業
- 食品:栄養豊富なミドリムシ等を使用した食品を展開
- 化粧品:ミドリムシからとれるお肌への有用成分を活かした化粧品を展開
- その他:ミドリムシを活用したヘルスケア事業の多角展開
「サプリメント」「化粧品」「飲料」などの各種商品は、大きく分けて「自社グループ製品の販売」「OEM提供」「原料供給」の3つの形態で販売。
また新領域として、生命科学データプラットフォーム「ユーグレナ・マイヘルス」、硫黄化合物の測定解析受託サービス「サルファーインデックスサービス」がある。
エネルギー・環境事業
- DeuSEL®プロジェクト
2014年6月にいすゞ自動車株式会社との間で、微細藻類ユーグレナ由来の次世代バイオディーゼル燃料の実用化に向けた共同研究契約をスタート。
活動の第一歩として、2014年7月より、いすゞ自動車藤沢工場と湘南台駅間で「DeuSEL®バス」の定期運行を開始。DeuSEL®バスは、通常のディーゼルエンジンを搭載したバスに、ユーグレナからつくった燃料DeuSEL®を入れて運行するシャトルバスで、平日は毎日20往復運行。微細藻類ユーグレナを原料としたバイオディーゼル燃料は、当社が開発したDeuSEL®が世界初となる。 - 国産バイオ燃料計画
バイオジェット燃料実用化へ向けたプロジェクト。日本初となるバイオジェット・ディーゼル燃料製造実証プラントを建設し、2020年までに国産バイオジェット・ディーゼル燃料の実用化を達成すること、具体的にはバイオジェット燃料による有償フライトおよびバイオディーゼル燃料による公道走行を実現することを目標としている。
その他
- ユーグレナGENKIプログラム
バングラデシュの子どもたちへユーグレナクッキーを届けるプロジェクト。 - グラミンユーグレナ
グラミングループと当社の合弁会社の取り組み - みーふぁいゆープロジェクト
石垣島内のスポーツや教育支援等を行う、みーふぁいゆー(=ありがとう)プロジェクト - ユーグレナ竹富エビ養殖
竹富島で行うクルマエビの養殖
受賞歴
2015年1月 経済産業省「第1回日本ベンチャー大賞」にて 「内閣総理大臣賞(日本ベンチャー大賞)」を受賞
2014年11月 内閣府「戦略的イノベーション創造プログラム(SIP:エスアイピー)」にて 株式会社ユーグレナが研究実施機関として選定
2014年11月 内閣府「革新的研究開発推進プログラム(ImPACT)」の 「セレンディピティの計画的創出による新価値創造」にて研究開発機関として選定
2013年6月 「Japan-US Innovation Awards」にて『Emerging Leader』を受賞
2012年3月 代表取締役出雲充氏が世界経済フォーラム「ヤング・グローバル・リーダーズ2012」に選出
2012年2月 ジャパンベンチャーアワード2012の経済産業大臣賞を受賞
2012年1月 ユーグレナ(和名:ミドリムシ)の屋外商業大量培養技術の確立にて安藤百福賞「発明発見奨励賞」受賞
2010年11月 ユーグレナ(和名:ミドリムシ)の大量培養技術が 「東京都ベンチャー技術大賞」で大賞を受賞
2008年8月 米国誌『Red Herring』のRed Herring Asia TOP 100企業に選出
2007年6月 第2回ロハスデザイン大賞2007で「ユーグレナピュア」が大賞を受賞
2007年5月 第1回日中韓若手経済人コンテスト「若手経済人新人賞」に当社社長の出雲氏が選出
2006年7月 米国誌Red Herringが選ぶ優秀企業ASIA 100のファイナリストに選出
経営者プロフィール
代表取締役社長CEO 出雲充
2002年 東京大学農学部農業構造経営学専修卒業
2002年 株式会社東京三菱銀行入行
2005年 株式会社ユーグレナ代表取締役社長就任
【活動実績】
2000年 米スタンフォード大学アジア太平洋学生起業家会議日本代表
2003年 『東大に入るということ東大を出るということ』(プレジデント社共著)上梓
2004年 米バブソン大学プライスバブソンプログラム修了
2004年 経済産業省米商務省平沼エヴァンズイニシアティブ訪米ミッション委員
2007年 中華全国青年連合会日中韓若手経済人新人賞受賞
2010年 内閣官房知的財産戦略本部
知的財産による競争力強化国際標準化専門調査会委員
2010年 東京都産業労働局東京都ベンチャー技術大賞受賞
2011年 ダイヤモンド経営者倶楽部特別表彰ルーキーオブザイヤー受賞
2011年 朝日新聞社AERA「日本を立て直す100人」選出
2011年 安藤スポーツ食文化振興財団安藤百福賞「発明発見奨励賞」受賞
2012年 中小企業基盤整備機構JapanVentureAwards「経済産業大臣賞」受賞
2012年 中小企業庁“小さな企業”未来会議(海外展開、新事業新連携)メンバー
2012年 世界経済フォーラム(ダボス会議)YoungGlobalLeader選出
2012年 経済産業省/農林水産省ミラノ国際博覧会日本館基本計画策定委員会委員
2012年 『僕はミドリムシで世界を救うことに決めました。』(ダイヤモンド社)上梓
2013年 東京大学大学院工学系研究科非常勤講師
2013年 日経ビジネスオンラインCHANGEMAKERSOFTHEYEAR受賞
2013年 金融庁金融審議会専門委員
2013年 企業家ネットワーク第15回企業家賞ベンチャー賞受賞
2013年 StanfordUniv.JAPAN-USInnovationAWARDSEmergingLeader受賞
2013年 G1新世代リーダーサミット/G1ベンチャーアドバイザリーボード
2014年 経済界第39回経済界大賞ベンチャー経営者賞受賞
2014年 東京ニュービジネス協議会第8回IPO大賞ルーキー部門受賞
2014年 科学技術振興機構大学発ベンチャー表彰選考委員会委員
2014年 全日本病院協会/日本病院会/サノフィ第3回「明日の象徴」受賞
2015年 財界第57回経営者賞受賞
2015年 第1回日本ベンチャー大賞「内閣総理大臣賞」受賞
2015年 HarvardBusinessSchoolClubofJapanEntrepreneuroftheYear受賞
2015年 日本農芸化学会学術活動強化委員
2015年 経済広報センター第31回企業広報経営者賞受賞
2015年 内閣官房教育再生実行会議有識者
取締役CTO(執行役員研究開発担当) 鈴木健吾
2003年 東京大学農学部生物システム工学専修卒業
2005年 株式会社ユーグレナ取締役就任
2006年 東京大学大学院農学生命科学研究科修士課程修了
2016年 東京大学大学院博士(農学)学位取得
2018年 株式会社ユーグレナ執行役員研究開発担当就任
(同社Webサイト、同社Wantedlyおよび同社PR TIMES掲載情報を基に当社編集)