世界初の人工衛星による人工流れ星の実現をめざす!宇宙を舞台にしたエンターテインメント「Sky Canvas」
株式会社ALE

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会社概要・事業内容
会社概要
世界初となる「人工流れ星」をはじめとした空をキャンバスに見立てて彩る宇宙エンターテインメント事業「Sky Canvas」、高層大気・大気圏再突入データ解析、小型人工衛星技術の研究開発を行う民間宇宙スタートアップ企業。
「科学を社会につなぎ 宇宙を文化圏にする」をミッションに掲げ、人類の持つ無限の好奇心を、技術によって実現していくことを通じて科学および宇宙事業を発展させ、人類の生活をより豊かにすることをビジョンとしている。
また、2019年2月には宇宙デブリの拡散防止装置の開発を開始。JAXAと共同開発中の導電性テザー(Electro-Dynamic Tether/EDT)の実証を目指す。
空をキャンバスに見立てて、彩る宇宙エンターテインメント「Sky Canvas」は、世界中の希望の場所に人工流れ星などを光らせる、世界初のプロジェクト。人工衛星から流れ星の素となる粒(流星源)を正確に放出し、大気圏へ突入させることで、天然の流れ星と同様の現象を再現する。ニーズに合わせてオンデマンドで演出できる人工流れ星は、世界中の地上・洋上問わず、直径約200kmの広大なエリアで一同に楽しめる、いまだかつてない規模の巨大エンターテインメントである。
2019年1月、人工流れ星ミッションに挑戦する人工衛星初号機が、国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)のイプシロンロケット4号機に搭載され、軌道投入に成功。併せて東北大学の地上局との通信にも成功。
同年12月には、2号機がRocket Lab社のエレクトロンロケットに搭載され、軌道投入に成功。併せて地上局との通信にも成功。2号機は数か月間に渡り運用試験を実施し、全てのコンポーネントやシステムの健全性を確認。2020年、この2号機により、世界初「人工流れ星」の実現を目指す。
事業内容
- 宇宙エンターテインメント事業「Sky Canvas」
- 高層大気・大気圏再突入データ解析
- 小型人工衛星技術の研究開発
「Sky Canvas」
空をキャンバスに見立てて彩る宇宙エンターテインメント事業。まずは世界初となる人工流れ星の2020年内実現を目指して事業を進行中。また、人工流れ星に続く次世代エンターテインメントの開発も実施。宇宙エンターテインメント事業を通じて宇宙や科学の楽しさを伝えることで、宇宙・科学分野に注目が集まる事を目指す。
※「Sky Canvas」は当社の登録商標
高層大気・大気圏再突入データ解析
人工流れ星の観測により高層大気や大気圏再突入データが得られる。このデータは、気象と密接に関係し、中間圏を通過する多くの人工物にも影響することから、気象分野や宇宙産業の発展に有用であると予測される。科学者や研究機関と協力し、気象予測・環境変動予測の精度向上、宇宙機の最適・安全設計等に貢献する。
小型人工衛星技術の研究開発
小型人工衛星技術の研究開発を実施しており、2019年4月現在、宇宙航空研究開発機構(JAXA)と小型軽量な導電性テザー(EDT)を開発中。本EDTは、日本国が重点施策に掲げるスペースデブリ対策の有効な手段の一つとして期待されている。
今後打ち上げられる人工衛星やロケットの上段等に本EDTを予め搭載することで、ミッション終了後に軌道を下げ、地球大気に突入させる事が可能。このようなミッション終了後の廃棄/PMD(Post Mission Disposal)は、新たなデブリ発生を抑止となる。
テクノロジー
- 人工流れ星
人工衛星から流れ星の素となる粒(流星源)を正確に放出し、大気圏へ突入させることで、天然の流れ星の発行原理である空気加熱*を再現。当社の流星源は、地上・宇宙双方の環境への影響がない物質で作られており、天然の流れ星に比べ長く発光する特長を持つ。また、確実な軌道設計のため宇宙ゴミの発生はなく、高度約60~80kmで消滅するため、安全性も確保。
*物質が気体中を超音速で飛行する際に、物質の先端部で空気が強く圧縮され、高温となる現象。 - 世界初の人工流れ星衛星
東北大学と共同で開発。人工衛星「ALE-1」、「ALE-2」は、姿勢と位置を計測するためのセンサーを複数搭載しており、3重冗長の自律判断ができる、極めて高い信頼性を有する。その冗長判断システムにより、人工流れ星を予定された場所に正確に発光させることが出来ると同時に、他の人工衛星との衝突や、宇宙デブリの発生を防ぐことが可能。またペイロード(ミッションシステム)である流星源放出機は、国産の高性能部品や精密加工技術によって実現。放出速度は秒速最大400mと高速でかつその速度誤差は1%未満と、非常に高精度な放出が可能である。 - 宇宙におけるプラズマ・材料技術
流星源は大気突入する際、高温のプラズマとなり発光した後、消滅する。当社ではこの現象を模擬するためのアーク風洞と呼ばれる装置を自社で開発し、明るく様々な色に光る流星源の材料設計を実施。また同時に、大気突入によって生じる材料アブレーションのメカニズムを解明し、宇宙機に用いられる材料開発に役立てるための研究を進めている。 - 宇宙ゴミ拡散防止への取り組み
小型衛星PMD(運用終了後の軌道離脱)を目的とした導電性テザー(Electro Dynamic Tether/EDT)を用いた装置をJAXAと共同開発。
経営者プロフィール
代表取締役社長 / CEO 岡島礼奈
在学中に、サイエンスとエンターテインメントの会社を代表取締役として設立。 ゲーム、産学連携のサービスなどを立ち上げる。JAXA宇宙オープンラボ採択。 卒業後、ゴールドマン・サックス証券戦略投資部にて、債券投資事業、PE業務等に従事。 2009年より、新興国ビジネスコンサルティング会社を設立、取締役。 2011年9月に株式会社ALE設立。 現在、株式会社ALE 代表取締役社長。
技術顧問 桒原聡文
東北大学院工学研究科 航空宇宙工学専攻 宇宙ロボット研究室 准教授
九州大学院工学府航空宇宙工学専攻修士過程 卒業。シュトゥットガルト大学大学院航空宇宙測地学 博士/ 同大学研究科研究員を経て、東北大学大学院工学研究科航空宇宙工学専攻 特任助教、平成27年より現職である同大学准教授に就任。株式会社ALEへは、平成29年CTOとして参画。平成30年7月より技術顧問に就任。
(同社Webサイトおよび同社Wantedly掲載情報を基に当社編集)