国内初&国内最大級のフードシェアリングサービス。フードロス削減のためのプラットフォーム「TABETE」
株式会社コークッキング
画像取得先: https://www.cocooking.co.jp/
会社概要・事業内容
会社概要
会社概要
フードロス削減のためのプラットフォーム「TABETE(タベテ)」の運営と、料理を使った法人向け研修・ワークショップの2つの柱で事業を展開するベンチャー。
「人間らしく創造的なくらしができる社会へ」をモットーに、未来永劫おいしいものを食べ続けるために食の未来を作りつつ、料理とクリエイティビティをかけ合わせた実験的な探求料理の場をデザインしている。
飲食店や販売店におけるフードロスは完全な対策を取るのが難しいと言われており、「TABETE」はこの課題に対して「フードシェアリング」の形で社会的な取り組みを行う国内最大級のサービスである。
飲食店や惣菜店等で発生してしまう余剰をユーザーとマッチングし、最後まで売りきる・食べきることを応援するプラットフォームとしての社会派Webサービス。
予想外のできごとや急な予約のキャンセルなどによって発生してしまい、完全な対策が難しい飲食店での食料廃棄。本サービスでは、せっかく想いを込めて準備した食事を無駄にしたくないというお店の想いを「食べ手」が発見し、その食事をレスキューすることが可能。「フードシェアリング」と呼ばれるこのしくみは、欧州などでは広く浸透しているが、国内での実際の試みは初となる。
2019年7月には、第三者割当増資により、NOW・中川成久氏・伊藤忠食品株式会社・池上俊介氏を引受先とするプレシリーズA資金調達を実施。
事業内容
- イベント・ワークショップ事業
- パターン・ランゲージ制作事業
- フードシェアリング事業(TABETE)
イベント・ワークショップ事業
「コークッキング・イベント・ワークショップ」
「プラットフォームとしてのキッチン」、「問題解決の手段としての料理」の2つをキーワードに、創造的で正解のない料理の場を開催。料理の腕前にかかわらず誰でも参加できる、新しいかたちのクッキング・イベントやワークショップを企画・運営している。
パターン・ランゲージ制作事業
暗黙知を言語化・体系化する手法『パターン・ランゲージ』を用いて、組織内のコラボレーションと創造性を支援。 パターン・ランゲージとは、建築の分野で生まれ、その後ソフトウェア開発、教育、福祉、社会デザインと幅広い分野に拡がりを見せている情報共有と発想支援、そしてコミュニティデザインのための手法である。この手法を用いて組織内に存在する経験知や、暗黙的に共有されている価値観を言語化・体系化をサポートする。
フードシェアリング事業(「TABETE」)
2017年9月のベータ版を経て、2018年4月にフードロス削減のためのWebプラットフォーム「TABETE」を正式リリース。閉店時間やランチタイムの終わりや商品の入れ替え時間、閉店時間が近づいてロスが発生しそうになったら、その内容をサービスに掲載。
まだおいしく食べられるのに廃棄の危機に面している食事を「食べ手」とつなぎ、最後まで売り切ることを応援する。
提供サービス
「TABETE(タベテ)」
飲食店や販売店にてフードロスとなる恐れのある食事をアプリで出品・購入できるフードシェアリングサービス。この仕組みにより“まだ安全に美味しく食べられるのに捨てざるをえない状況”にある飲食店の食事を、消費者が1品から美味しく・お得に「レスキュー」できる。
<TABETEのしくみ>
店舗側は、閉店間際や商品の入れ替え時間などに発生しがちな、まだおいしく安全に食べられるがオペレーション上廃棄せざるを得ない食事の情報を、任意の価格と引取期限を設けて簡単に掲載可能。ユーザー側は自分の近くのお店からのSOS情報を発見し、食事をWeb決済で簡単に購入することが可能。その後、引き取り期限までに店舗に行けば、食事を受け取ることができる。
経営者プロフィール
代表取締役CEO 川越一磨
2014年 慶應義塾大学総合政策学部卒業。
和食料理店での料理人修行、大手飲食チェーンでの店舗運営の経験を経て、2015年7月に退職。山梨県富士吉田市に移住し、コミュニティカフェ「LITTLE ROBOT」の立ち上げなどを行なう。
2015年12月に株式会社コークッキングを創業。料理を通じたチームビルディングワークショップやクリエイティブイベントを、主に法人向けに展開。
2016年5月よりスローフードの活動に参画し、2016年7月にSlow Food Youth Network Tokyoの事務局長(2017年5月より代表)に就任。
2016年10月からは「フードロス問題」に挑戦するフードシェアリングサービス「TABETE」の事業化に取り組む。
料理人兼社会起業家として、未来の食やライフスタイルをクリエイトしていく。
取締役Co-Founder 伊作太一
慶應義塾大学大学院 政策・メディア研究科修了。
2015年、大学院在籍中にコークッキングを起業。キッチンをクリエイティブなプラットフォームとして捉え、人々の創造性とコミュニティの多様性を促進する未来の料理の場の開発・研究をしている。コミュニティの対話と発想を活性化する手法「パターン・ランゲージ」のスペシャリストとして、キッチンや料理の可能性を拡げるしくみ・ツールの制作を日々行なっている。
2017年からはフードロス問題にビジネスで挑む、フードシェアリングサービス「TABETE」の立ち上げにも関わる。日常の食事を通して、納得して食を選択する消費者やそれを支える生産者を応援したいという想いから、ブランディングやメッセージングを担当。事業を通して、対立構造や疲弊感を生まない、多様性と持続可能性のあるムーブメントづくりに挑戦している。
一般社団法人日本スローフード協会 理事
慶應義塾大学SFC研究所 上席所員 / 慶應義塾大学総合政策学部 非常勤講師
著書に Creative CoCooking Patterns(英語)がある。
(同社Webサイト、同社Wantedlyおよび同社PR TIMES掲載情報を基に当社編集)