ドローンでの屋根点検アプリ「Drone Roofer」の提供。アフリカで自動飛行のソフトウェアなどを開発・展開
株式会社CLUE
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会社概要・事業内容
会社概要
ドローン関連エンタープライズソフトウェア事業を展開するベンチャー。
「ドローンが当たり前に飛び交う世の中に」をミッションに、ドローンのソフトウェア開発企業として2014年に設立。
ドローンでの屋根領域における新たな技術の発展に注力している。
現在、ドローンでの屋根点検アプリ「Drone Roofer」の提供、アフリカで自動飛行のソフトウェアなどを開発、展開している。
2017年5月、西アフリカのガーナに進出することを発表。
また、日本企業としては史上初のドローン公式飛行許可証をガーナの民間航空局であるGhana’s Civil Aviation Authority (GCAA) より取得。また、西アフリカのガーナ政府機関Ghana Highways Authority(GHA)と協力協定(MOU)を締結したことを発表。
ガーナの政府機関がドローン関連企業と協定を締結するのは史上初。またアフリカ全土でも政府機関と日本のドローン企業が提携するのは史上初。
この締結によりGHAが管理している約14,000kmの道路をドローンを使って点検作業を行っている。
さらに、資源庁や現地の国会議員と連携して金の違法採掘の撲滅に向けて進めていくことを発表。ガーナでは金の違法採掘から発生する自然破壊と水銀での公害が大きな社会問題となっており、政府と共に、ドローンで上空から違法採掘の発見を目指している。
2017年6月には、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(以下「NEDO」)が公募した事業「IoT推進のための横断技術開発プロジェクト」において、研究開発テーマ「産業用ドローン次世代自動運転システムの研究開発」が採択され、研究開発を推進していくこととなった。
2018年10月、清水建設株式会社が行う予算規模63億円の大規模土木工事案件に、ドローンによる工事現場の定点観測システムを提供した。
工事名称:ガーナ共和国テマ交差点改良工事
発注者:ガーナ共和国高速道路局(日本国政府無償資金協力工事)
請負者:清水建設・大日本土木共同企業体
工期:2018年2月~2020年6月
事業内容
- ドローン関連事業
提供サービス
「DroneRoofer」
iPadからの簡単操作で安全にドローンの自動飛行を行うことができるiPadアプリ。アプリのほか、点検に必要となるドローン本体、保険、iPad、飛行許可などをパッケージにして提供している。
屋根外壁点検の現場の声を元に開発が行われた「DroneRoofer」は、2017年11月よりサービスを開始して以来、充実したサポート体制で全国の屋根外装工事事業者、リフォーム会社、ハウスメーカーへの導入が進んでいる。
経営者プロフィール
代表取締役 CEO 阿部亮介
東京大学大学院工学系研究科修了後、株式会社ディー・エヌ・エーに入社。エンジニアとしてWebサービスの運用開発経験を経た後、シンガポールに渡り、現地スタートアップに入社。マネージャー及びアプリ開発エンジニアを経て、2014年に日本に帰国し株式会社CLUEを設立。航空宇宙工学専攻だったバックグラウンドを活かしてドローン事業に参入し、エンジニアリングの知識を活用しながら事業を運営。ドローン前提社会の実現を目指す。
(同社Webサイト、同社Wantedlyおよび同社PR TIMES掲載情報を基に当社編集)