空気を読む会話を実現、会話エンジン「PECO」。イマーシブ(没入型)プロジェクション・XRなどのデジタル演出も
株式会社ワントゥーテン
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会社概要・事業内容
会社概要
1997年に創業されたクリエイティブスタジオ。
京都・東京を拠点とし、広告クリエイティブ事業、ロボット/AI事業、IoT/商品プロトタイプ事業、空間演出/エンターテイメント事業の4事業を展開。
AIとXRなど、様々なデジタルテクノロジーナレッジを持つ、200名近いクリエイターとテクノロジスト、そしてコンサルタントの集団。
スポーツ・場・教育・会話の四領域を横軸とし、自社及び様々なクライアント企業とともにアップデートプロジェクトを推進。また、コンサルティング、コンテンツとソリューション、そしてデータ、この三レイヤーを縦軸に、様々なビジネスを生み出し続けている。
代表実績は、ソフトバンク社が誇る世界初の感情認識パーソナルロボット「Pepper」の人工知能・感情認識と連携した会話エンジン開発。
最先端テクノロジーを軸に、デジタル技術を駆使した新サービスの開発や、プロジェクションマッピング・XRなどを活用した商業施設やイベントのデジタル演出などを行っている。
2018年1月に行われた東儀秀樹出演の「源氏物語音楽絵巻〜儚き夢幻〜」でのデジテル映像表現、また7月に行われた市川海老蔵出演の「歌舞伎座百三十年 七月大歌舞伎 夜の部 『通し狂言 源氏物語』」でのイマーシブ(没入型)プロジェクションなどに見られる、日本の伝統文化と先端テクノロジーの融合によるアート活動のMixedArts(複合芸術)プロジェクトや、夜の旧芝離宮恩賜公園を活用したライトアップイベントの総合演出、アミューズメント施設や水族館等のエンターテインメント分野、パラスポーツとテクノロジーを組み合わせた新しいスポーツエンタテインメントのCYBER SPORTSプロジェクトなど、多くの独自プロジェクトも進行している。
Original Project
独自に設計・開発した会話エンジン 「PECO (ペコ)」
PECOは、センシング情報(視覚・聴覚・触覚・感情など)や、記憶情報(ユーザー属性・ライフログなど)、外部環境情報(日時・場所・天気など)などを統合して、文脈を把握し会話で活用できるように設計。これにより、”空気を読む”会話を実現した。当社は人工知能を活用した会話をさらに加速させることを目指す。
<ソリューション>
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- PECO CMS/Contents Management System
会話エンジンPECOは、独自のCMS (Contents Management System)で構築されている。
Webサイト、デバイス、ロボットなどのサービス形態に応用でき、センシング情報や記憶情報の取扱はもちろん、外部サービスやクラウドの人工知能と連携した会話つくりを行うことが可能。プロジェクトごとの柔軟なカスタマイズが可能で、大手プラットフォームサービスでの展開など多種多様なユースケースに沿って開発できるのも PECO CMS の大きな特徴である。 - チャットボット パッケージ
会話エンジンPECOは、チャットボットにも活用可能。スマートフォンの普及により、メッセンジャーUIは慣れ親しんだ存在となり、そこで注目されているのが、チャットボット。ユーザーの問いに対する回答を事前にプログラミングされたシステムにより自動返信するコミュニケーションシステムである。
企業サイトやECサイト・公式SNSアカウントに設置することで、マーケティングやプロモーションを人の手を介さずに効率よく行うことができる。当社は独自のソリューションを組み合わせることで、お客さまのニーズに合わせたチャットボット導入サポートを行っている。
- PECO CMS/Contents Management System
インタラクティブコンテンツシステム「スマッチ(Smart Touch System)」
プロジェクター投影したスクリーンをタッチで操作することができるスマートシステム。
簡単な設置でどんな壁や床もタッチ画面に早変わり。あらゆるスペースを操作可能な空間へと変化させる。
プロジェクターで投影可能なあらゆる面を、測域センサー*を用いてインタラクティブコンテンツに変化。また、どのようなプロジェクターにも対応可能。
*測域センサー:空間の物理的な形状データを出力することができる走査型の光波距離計。レーザースキャナーとも呼ばれる。
芝離宮夜会 by 1→10 ~Lights interact with nature~
都立文化庭園のひとつである旧芝離宮恩賜庭園にて開催された紅葉ライトアップイベント「芝離宮夜会 by 1→10 ~Lights interact with nature~」(主催:一般社団法人 竹芝エリアマネジメント)において、イベント全体のコンセプト開発をはじめ、庭園内の空間演出、ライティングデザイン、体験設計など総合プロデュースを担当。
4日間合計1万人を上回る集客に成功。本プログラムは、日本文化の魅力を発信するとともに2020年以降を見据えたレガシー創出のための文化プログラム「beyond2020」の認証を受けた。
歌舞伎『通し狂言源氏物語』でのイマーシブ(没入型)プロジェクション
歌舞伎史上初、人体センシングとプロジェクションマッピングを活用した「イマーシブプロジェクション」。
伝統芸能としての格式を保ちながら、歌舞伎の演出を最先端テクノロジーによって拡張。
歌舞伎では初めて、役者(市川海老蔵氏)の身体にセンサーを取り付け、体の動きのリアルタイム三次元データを舞台上で取得。役者の動きのリアルタイムセンシングを行い、更にリアルタイムでCGレンダリングしながら投影する最先端テクノロジーを駆使。これまでの映像のみのプロジェクションマッピングにはない没入感を実現。
世界初、パラスポーツエンターテイメント「CYBER SPORTS」シリーズ
とてもエキサイティングで頭脳的なスポーツなのに、観戦機会も体験機会も少なく興味を持ちづらいパラスポーツ。その楽しさや魅力を伝えたいという思いから、VRなどのデジタルテクノロジーを用いたエンターテイメントが誕生。パラスポーツの普及を目指す。
- VR車いすレーサー「CYBER WHEEL(サイバーウィル)」
パラ陸上のレースで使用される車いすレーサーを未来型にデザイン。ヘッドマウントディスプレイを装着し、西暦2100年の東京を走り抜ける。最高速度60キロにもなる車いすレースの世界を再現。トップ選手のスピードを追体験できる。 - 「CYBER BOCCIA(サイバーボッチャ)」
「ボッチャ」とは、ジャックボール(目標球)と呼ばれる白いボールに向かって、それぞれ6個のボールを投げ合い、相手よりいかに多くのボールをジャックボールに近づけられるかを競うスポーツ。ジャックボールを動かし戦局が変えられる戦略的・頭脳的な競技で、パラリンピックの正式種目にも選ばれている。
「CYBER BOCCIA」は、ボッチャのルールはそのままにテクノロジーで拡張し、VISUALIZE+SENSING+SOUNDにより、エンターテイメント性が向上。今までにないクールで新しいボッチャの体験を生み出す。
また、体験料の一部を日本ボッチャ協会に寄付する仕組みとなっており、選手の強化や育成等に役立てる。
経営者プロフィール
代表取締役社長 澤邊芳明
取締役副社長 梅田亮
取締役副社長 長井健一
(同社Webサイト、同社Wantedlyおよび同社PR TIMES掲載情報を基に当社編集)