製造業に特化したセールスマーケティングのクラウドサービス「アペルザクラウド」。“データ営業”の浸透を目指す
株式会社アペルザ
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会社概要・事業内容
会社概要
製造業に専門特化したインターネットサービスを提供しているベンチャー。
製造業は、GDPの約2割、輸出の約9割を占めるなど日本を経済大国へと導き、今なお海外で高く評価されている産業でありながら、中小企業を中心に「技術力があるにも関わらず知られていない企業や製品」が多く存在している。当社は、売り手と買い手をつなぐプラットフォームを提供し、企業や製品が国内外に広く認知、導入されるようサポート。「情報流通」「取引のあり方」「コミュニケーション」という3つのバリアを取り除くことで、新しいものづくりの産業構造の構築にグローバルレベルで貢献する。
「ものづくりの産業構造をリデザインする」というミッションのもと、メーカー横断で製品情報を検索できる製造業向けカタログポータル「アペルザ カタログ」や日本初となる製造業特化型オンラインマーケットプレイス「アペルザ eコマース」を提供し、生産設備業界において新たな事業機会の創出に取り組んでいる。2019年7月時点で、7,600社の売り手企業が出展すると同時に月間30万人の買い手ユーザーが利用する規模にまで至っており、順調な成長を遂げている。
2019年4月には、新たにSaaS事業として、売り手企業向けにクラウドサービス「アペルザクラウド」をリリース。
「アペルザクラウド」は製造業分野に特化したセールスマーケティングのクラウドサービス。代表の石原氏がキーエンス社で得た知見を元に提唱する「データ営業」に必要な機能を装備。
「データ営業」とは、顧客情報を徹底的に収集し活用することで付加価値と生産性の高い営業を実現するものであり、顧客と深い関係を構築することを重視した営業手法。この「データ営業」という手法を製造業に浸透させることで、日本の製造業の売るチカラを増強し、海外で活躍する日本企業を増やしていきたいというのが当社のビジョンである。
2019年7月には、資産運用大手フィデリティ系のEight Roads Ventures Japanをリード投資家とし、SMBCベンチャーキャピタル株式会社、三菱UFJキャピタル株式会社および既存株主(GMO Venture Partners株式会社、株式会社ジャフコ)を引受先とした第三者割当増資に加えて日本政策金融公庫からのデットファイナンスを合わせ、約12億円の資金調達が完了。
事業内容
SaaS事業
・製造業向けクラウドサービス「アペルザクラウド」
メディア/広告事業
・ものづくりポータル「アペルザ」
・製造業向けカタログポータル「アペルザカタログ」
・生産財通販サイト「アペルザ eコマース」
・「ものづくりニュース」by アペルザ
・「オートメーション新聞」ウェブ版
・「IoTナビ」
提供サービス
製造業向けクラウドサービス「アペルザクラウド」
新しい時代にあわせた営業・マーケティングのための、カイゼンのパートナー。製造業分野に特化し、見込み顧客との出会いの瞬間から、取引の拡大まで、ビジネスを強力に支援。
製造業向けカタログポータル「アペルザカタログ」
毎月30万人にも及ぶ製造業のエンジニアが利用するポータルサイト。各地で開催されている展示会と連動した特集ページが設けられており、こうした特集などに製品やサービスを掲載することで、見込み客からの引き合いを獲得することが可能。
製造業企業が行う日々の情報取集から調達購買品の選定・比較に必要なカタログ情報を集約。出展企業数は約6,700社、出展製品数は約2万9,000点以上。
特に日本メーカーの優れた製品をアペルザカタログを通じて世界中のエンジニアにアピールすることで、企業のグローバル化・業務拡大を支援する。
製造業生産財通販サイト「アペルザ eコマース」
国内で唯一の生産財に特化したマーケットプレイス。いわば楽天の製造業版と言える存在になっている。従来の販路や商圏にとらわれず、メーカーや全国の専門商社が出店することで直接顧客に販売することが可能な、法人向け国内最大級のB2Bマーケットプレイス。電機・制御、メカ、電子部品、IoT、MRO、ソフトウェアなどあらゆるカテゴリの製品が揃い、納期・価格・在庫をオンライン上で確認して購入できる。
製造業の情報プラットフォーム「ものづくりニュース」
エンジニアが日々の業務の中で活用できる知見やノウハウに特化した、ものづくりのアイデアを集めたサイト。ものづくりの情報流通プラットフォームとして、エンジニアを支援。
ものづくりを応援する専門紙「オートメーション新聞」
「ものづくりを応援する」をコンセプトとし、製造業に特化した専門紙。激変するものづくり環境に対応した、有益な技術情報や製品情報を提供。
特にファクトリーオートメーション分野に強みを持ち、業界40年の経験をもつ記者が在籍。
現在は、新聞、メール版、ウェブ版と、リアル・デジタルの両面で広く情報を提供中。
ものづくりの現場にIoTを「IoTナビ」
製造業の現場や工場においてIoTを活用した現場の見える化、安全対策、品質管理からサプライチェーンにいたる業務改善・効率化を支援するための情報メディア。最新ニュース、インタビュー、コラムやIoT関連製品紹介、事例紹介からオンライン販売機能を提供。
経営者プロフィール
CEO 石原誠
新卒で株式会社キーエンスに入社。東京営業所にてコンサルティングセールスに従事。
2001年より社内ベンチャープロジェクトとしてキーエンス初のインターネット事業「iPROS(イプロス)」の立ち上げに参画。執行役員として「サービス開発」「メディア運営」「経営企画」を担当。
2014年3月にイプロスを退職し、教育系(EduTech)スタートアップである株式会社ポリグロッツを創業。英語学習者向けiPhoneアプリをリリースし、2014年のAppleベストアプリに選出される。2014年9月に創業した株式会社エデュート(Edut)では、教育向けアプリ構築プラットフォームサービスをリリース。数々のビジネスコンテストで受賞を経験。
その後、株式会社クルーズを創業。2016年7月の株式会社FAナビ及びオートメ新聞株式会社との経営統合を期に株式会社アペルザの代表取締役社長に就任する。
複数のスタートアップ創業経験と、得意とするB2Bマーケティングの知見を生かし、株式会社アペルザの発展に取り組んでいる。
CTO 塩谷将史
2002年に中央大学卒業後、2年半のWebエンジニア経験を経てWeb系ベンチャーへ入社。Web2.0時代のEC、ソーシャル系システムの企画立案、要件定義から開発・運用、チームマネジメント経験を積む。
2008年に楽天株式会社に入社。一貫して楽天の広告プラットフォームのプロデュースと約50名のチームマネジメントに従事。
2012年にアジアHQ及び海外開発チームの立ち上げのためにシンガポールに赴任。3年間でシンガポールを中心に日本・インドの3拠点間で合計100名近くの開発体制を構築しマネジメント。グローバル広告プラットフォームの企画立案・開発から海外拠点への導入を指揮。
その後、アペルザ創業メンバーと出会いビジョンに共感し、2016年1月から取締役CTOとしてジョイン。クロスボーダー・多国籍チームのマネジメント経験とEC・デジタルマーケティング系プラットフォームのプロデュース経験を活かしテクノロジとサービスプロデュースの立場からアペルザを発展させていく。
趣味は旅行、ダイビング、中国語。
(同社Webサイト、同社Wantedlyおよび同社PR TIMES掲載情報を基に当社編集)