少量データからの特徴抽出に優れるスパースモデリング技術を機械学習に応用したAI開発。医療・産業分野に注力
株式会社ハカルス

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会社概要・事業内容
会社概要
京都発、機械学習のテクノロジー・カンパニー。
ヘルスケア分野のAIベンチャーとして2014年に創業して以来、少量データからの特徴抽出に優れるスパースモデリング技術を機械学習に応用した独自のAI開発を行っている。
スパースモデリング技術を機械学習に応用することで、膨大な学習データが必要である、AIの意思決定の過程がブラックボックス化されており人間には解釈できない、学習フェーズにおいて大量の計算資源が必要であるといったディープラーニングが抱える課題の解決を試みている。
当社の人工知能「HACARUS-X」は、現在の主流であるディープラーニングとは異なる手法(スパースモデリング)を採用することで、「軽量で」「安全で」「人間が理解可能な」ソリューションを提供。医療分野・産業分野に注力している。
当社のテクノロジー
産業分野でのAIソリューション
産業分野では、生産ラインにおける廃棄を最小限に減らすため、欠陥を直ちに検知し、改善することが求められる。当社のAIソリューションは、原因の特定を早くし、欠陥を最小限にとどめるための対応が可能。
すでに、太陽光パネルのホットスポット検知や、建物のメンテナンスなどの事例あり。
・事例:ドローン画像を用いた建造物のヒビ割れ検知の実例(株式会社アイ・ロボティクス)
AIベースの画像・動画解析
大規模商業施設など、人が多い場所において、来客数や顧客の行動を細かく観察し、データを取る場合、当社の画像・動画解析技術を使うことで、細かな人間の行動を検知し、来客数や未来の訪問者数の予測を行うことができる。この技術を応用することで、設備監視、侵入検知、不具合検知など、幅広い応用の可能性がある。
臨床研究・診断・治療支援AIソリューション
当社が得意な「少量データから」分析が可能な技術を用いて、血圧、心拍数、活動レベルから、脳のCTやMRIに及ぶデータを活用し、診断の支援に役立てることが可能。現在、大手の国際的製薬会社と共同での実証実験のプロジェクトを進行中。
組み込み・FPGA低消費電力AIソリューション
当社AIソリューションの特徴は、低コンピューティングリソース・低消費電力でも作動が可能なこと。この特徴から、FPGAチップを使用して、カメラ、ルータ、産業機器などのデバイスに簡単に組み込むための開発を進行。また、組み込み機器への導入も進めており、現在はルータの製造企業との共同開発を実施。
製品とサービス
「外観検査ソリューション」
既存のAVI/AOIシステムを補完するAIベースの外観検査ソリューション。少量の教師データまたは教師データなしの環境での機械学習をサポートする。二次検査にかかるコストや人件費を大幅に削減。以下の形式で利用可能。
- PCにインストール可能なパッケージ
- ウェブ経由でのクラウドサービス
- ボックスPCまたは産業用PCへのプリインストール
「モジュール」
当社のAI技術はモジュールと呼ばれる単一の機能を持った形式で提供。モジュールは特定のAI機能だけを既存のシステムに取り込むのに適している。モジュールを組み合わせることで、より高度で複雑な課題に対応することも可能。モジュールはクラウド経由のAPIまたは組み込み機器向けSDKとして利用できる。当社では、産業・医療分野での様々な利用シーンに対応する豊富なモジュールを用意している。
≪産業分野向け≫
- 物体検知
カメラ動画の中から移動体や物体を検知。 - 予測
過去のデータを解析し、将来の動向や事象を予測。 - 異常検知
センサーデータや生体データを解析し、異常を検知した際にアラートを通知。 - スコアリング
ユーザーの属性や履歴データを解析し、分類やランク付けを行う。 - 超解像
低解像度の画像から高解像度の画像を生成。 - 顔認識
静止画やカメラ動画の中から人物の顔を認識。 - 分類
多種多様なデータを解析し、グループやカテゴリに分類する。 - リコメンデーション
ユーザーの属性や履歴データを解析し、リコメンデーションを生成。 - 外観検査
静止画やカメラ動画に対して、不具合箇所の特定を行う。
≪医療分野向け≫
- 血管収縮
MRI/MRA/CT画像に対して、血管が収縮している個所を特定。 - 治療提案
予め指定されたガイダンスや基準に従って、治療方針を提案。 - 病型分類
患者のプロフィールや診断結果、生体データを解析し、病型の分類を行う。 - ECG
ECG(心電図データ)を解析し、異常検知や疾患発生の予測を行う。
≪半導体向けIP≫
AIチップとエッジ端末上で学習と推論の両方を実現するAI技術をIPとして提供。IPを実機上で評価するための評価ボードも購入可能。
経営者プロフィール
代表取締役CEO 藤原健真
カリフォルニア州立大学でコンピューターサイエンス学位を取得後、ソニー・コンピュータエンタテインメントでPlayStation2のGPUライブラリの開発等に従事。26歳で1社目のITベンチャーを共同創業し、以後、複数のテクノロジーベンチャーで共同創業者兼CTOを歴任。2014年1月にハカルスを創業。
取締役CTO 染田貴志
2016年10月にハカルスに参画。京都大学大学院情報学研究科で統計学と情報学を専攻。情報処理推進機構(IPA)が主催する未踏ソフトウェア事業に採択され起業。ハカルス参画前は、サンマイクロシステムズでソフトウェア開発、シナジーマーケティングでウェブアプリ開発、ヌーラボでグロースハッキングを担当。
(同社Webサイト、同社Wantedlyおよび同社PR TIMES掲載情報を基に当社編集)